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幽将入り摩訶大大将棋のテスト結果(長さん)

前回のべた、摩訶大大将棋への縦横3升目走り「幽将」駒
16枚の導入について、以下補足する。

結果としてこのやり方で、終盤の摩訶大大将棋に見られ
る、提婆、無明、金、銀、銅、酔象、盲虎等の駒余り感は、
完全に解消される事が判った。

多少、細かいテスト条件を補足すると、ゲームは基本的に、
wikipediaの摩訶大大将棋のルールで行い、桂馬
を桂馬跳び、夜叉を縦横5升目、斜め2升目の大駒とし、
獅子を早めに相討ちにさせるとともに、3段目の仏教駒は、
終盤に守りには、付かないようにした。大阪電気通信大学
のルールは、袖が獅子で荒らされるため、幽将はより少な
くて済む。逆に1枚しか元々無い夜叉が、大阪電気通信大
学ルールでは、守り駒として残るが、その効果は、駒数が
1枚だから、さほどではないとみられる。そこで全体とし
ては、幽将駒がより少なくても、大阪電気通信大学ルール
の方が今回の条件より詰みやすくなろう。そこで、今回の
条件でOKなら、大阪電気通信大学ルールの摩訶大(大)
将棋でも、恐らく問題は無いと思えた。
 なお、「取って成り、自陣・敵陣が無い」成り条件で、
幽将の枚数は、普通の日本将棋の敵陣成りよりも、幽将は
やや少なくて済む。
なお今回のテストは、
所詮一回ぽっきりの19×19升目盤のケースだけであっ
たので、他の大きさの升目への拡張についても次に、当然
考察せねばなるまい。
 以下予想だが。このやり方では、具体的に残る小駒の数
で、「幽霊駒」の数を調整するだけで、升目の形に余り依
存していないような印象を受ける。また更には、幽霊駒の
動かし方のルールも「縦横3升目走り」に、絶対にしなけ
ればならない、理由も特にない。そこで、幽霊駒である事
を変えない範囲で、任意に調整できる。よってこの「第5
の道」は、拡張性が結構あるような、印象だった。

ただし玉が頻繁に動くと、合禁領域が、めまぐるしく変化
するので、幽将ルールは結構、従うのがしちめんどくさい
ルールである。よってこのやり方のゲームが、一般的なも
のとして、発展する可能性があるのかどうかについては、
やや謎との印象も受けた。

それ以前に、歴代で、こんな駒の動かし方のルールを考え
た者が、実際あったかどうかも不明だが。ともあれ、この

「金、銀類の侍従駒とだけ相互作用する駒」

を考える人間が仮に、近世以前に居たとしたら、たとえば、
日本の素粒子物理学会に於いて、ニュートリノが、日本の
中世の時代に於いて既に、理論的に、存在が予想されてい
たという事が、ある位の驚きではないかとの感覚を、
私が得たのも確かな事であった。(2016/12/18)

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