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平安大将棋のトライルール型将棋への改善(長さん)

 昨日、否定的に簡単に述べたが、一応大将棋の話題な為
13×13升目68枚制の平安大将棋を、大大将棋風に
改善して、トライルールを入れても、余り面白いゲームに
は本当にならないのかどうか、確かめたので報告する。
初期配列は、以下の図のように変え、同じくスティーブ=
エバンスの将棋ソフト「将棋類」で、今度は、2~3回ソ
フト対人間で対局するだけでなくて、1局だけだったが、
一人指しして、面白くなるかどうかをチェックした。
無題.GIF
 結果はこの将棋の場合、逆にトライルールで全て勝敗が
決まる。また、トライの段数も、どうぶつしょうぎ同様、
相手陣の最下段にした方が、中間段より多少勝負が緊迫し
て、ゲームがましなようである。ただし、小駒を玉将と同
時に、ぞろぞろ繰り出して行き、相手陣の袖の部分で、
陣を作るというパターンになるだけであり、指し方は決ま
りきっていて、将棋としてはやはり、面白くはなりそうも
無かった。
以上のように、トライルールを持つ、小駒を余分に前段に
並べて始める、駒数多数の日本の古い将棋型のゲームは、
15×15升目以下では、走り駒や大駒を適量加えれば、
玉詰み将棋の方が勝って、適用範囲が狭く、17×17
升目前後の大大将棋クラスで、ようやくトライと玉詰みが
混合する、コンピュータには形勢判断が難しそうな、面白
い将棋が、作れそうである。よって、大雑把に言えば、
入玉規定将棋やトライルール将棋は、持ち駒ルールの無い、
日本の古典の将棋類に関し、中将棋と、ここで題材として
いる、大将棋とは、将棋の規模がやや小さすぎて余り相性
のよくない、ゲーム設計手法と結論されそうである。よっ
て、結局コンピュータの不得手な将棋として、13~15
升目の大将棋系を題材にするなら、別の手を捜すか、
大大将棋以上の、更に複雑なクラスの将棋で、そのような
ゲームを、作るべきのようであった。

 さて、今年も年末となりました。この2か月間、つたな
い、このブログに皆さんお付き合い頂きまして、誠に感謝、
申し上げます。来年早々は、できれば、コンピュータと、
人間の春の頂上対決について、年冒頭、御紹介等致したい
と考えております。ではまた来年も、どうぞよろしく
お願いいたします。皆さん良いお年を。(2016/12/31)

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