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中将棋等、駒数多数将棋の着手完了ルール改善用小型駒(長さん)

冊子「中将棋の指し方」で”中将棋のおもしろさ”と題して、故大山康晴
十五世名人が記しているように、日本将棋より、より厳しい”待った”なし
規則が、駒数多数将棋の駒種、獅子、飛鷲、角鷹、大阪電気通信大学試案
の狛犬、副将、火鬼、霹靂等、少なからぬ駒に”じっと”の手が指せる事
に起因して発生する。つまり、駒数多数将棋では、日本将棋等とは異なり、
前記の種類以外の駒を、振り上げて元の升目に戻すと、着手未完了の考慮
中扱いにはならず、”じっとの手”を、禁手として指したとして、反則負
けになるのである。そこで、既にこのブログで述べたように、自駒を移動
させずに、着手を完了するときには、その駒を振り上げて、元に戻す動作
をする代わりに、小さな補助的な駒を、上記の駒の上または、1手目に移
動した升目等に置いて、手を離した瞬間を、着手完了とする、という旨の
提案を行った。
 その際問題になったのは、その小さな補助的な駒が、じっとの手を指す
主駒の字を部分的にせよ、隠してしまうために、対局者の思考の邪魔にな
るという事であった。この問題が指摘されるまで、このブログでは、補助
駒として、小型の碁石(中国で昔から使用されている、おもちゃの碁石)
を推薦してきた。しかし、小型の碁石は、下に置かれる主駒の字をだいぶ
ん隠してしまうため、上記の問題に抵触すると判断された。そこで今回、
小型碁石以外の素材を、探した見たので、以下に報告する。
 以下の写真は、ハンドクラフト用の素材で、特に透明なものは、従来の
碁石に比べて、厚みはややあるものの、大きさが小さく、かつ真ん中に
穴があり、透明性もあるものがある。

補助駒ダイソー.gif

ただし、この補助駒が余りに見えにくいと、”じっとの手”を指した事自
体が、判りにくくなると、当初考えた。そこで、写真の中央のように、
右の透明タイプ等とは別に、濃い色の付いた、同様の素材も試してみた。
左は私の用いている従来の碁石である。なお、これら写真の駒は、実際に
は八角形のプラスチック製であるが、産地はチャンギの国である韓国では
なくて、たまたま中国産であった。
 次に以下は、実際に”じっとの手”を指す駒の上に、購入したプラスチ
ックの”じっとの手表現用の小駒”を重ねてみた所である。なお、購入し
た駒を使用したのは、右の方の獅子であり、左は比較のため、従来の碁石
を置いてみた。

じっとの手.gif

写真より明らかなように、碁石では獅子が、獅子なのか太子なのか、判別
がやや困難程度に、字が隠れてしまった。しかし、ハンドクラフト用の駒
の場合は、やや小型である事と、透明性が高い事から、獅子である事は、
明らかに判る程度の遮蔽であった。

 恐らく、これ以上、じっとの手表現駒を”地味”にすると、じっとの手
自体の判別が、難しくなり、購入したハンドクラフト用の八角素材のうち、
透明のものが、比較的、問題なく、じっとの手の表現の置き換えに使える
のではないか

と、結論された。
 個人的には、この透明型と予備に、無色だが半透明なタイプを1個づつ、
今後は使用したいと、今の所考えている。(2017/09/15)

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