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荻生徂徠の広将棋には初期配列から、判り易すぎる”攻め手順”がある(長さん)

この記事を書いた前の日、ぼちぼち江戸時代の、荻生徂徠の180枚制広将棋
の射る駒の、チェックをしようかと思い、先だってタックシールを貼り付けて
作成した、碁石の駒を並べてみた。
 ただし、実は射る駒の調整の前に、この将棋に関して、私には少々気になる
事があった。初期配列から、左騎総を、単純にくり出してゆくと、始まった
ばかりで、大駒、玉駒が、身動き出来ない駒だらけの陣が、総崩れになるの
ではないかと、懸念されたのである。そこで、自分の左騎総一枚で、初期配列
の相手陣が、崩せないかどうかを、射る駒が活躍しだす局面のチェックよりも
先に、試してみた。結論を書くと、何度も本ブログにnice!マークを
付けてくださった恩人、はじドラさんの、ブログの言い回しに似せて書くと、

広将棋『超急戦戦法』での相手陣攻略方法、正解ルートの2017年秋版は、
①▲15の十二車
②△5の八車
③▲17の十五、15の十四騎総
④△3の五、5の六騎総

である。遅れましたが、

はじドラさんの本ブログに対する、常々よりの御支援、誠に感謝しております。

 さてその後の手順は、主に相手の車等、相手の駒が当たっていない交点に、
2回桂馬跳び動きの騎総を、進めるように注意しながら、先手、後手どちらも、
騎総を単純に、前出しして行くだけである。端から6列目の歩兵や、7列目の車
を取って、騎総が天馬に成ると、まだ身動きできない相手の仏狼機(ふらんき)
に、只取り(必死)がかかり、8列目の歩兵を取って騎総が、天馬に成ると、
同じ理屈で相手の将に、早くも必死が掛かる。なお、先手が1手先にその状態に
達するので、後手から、中央の2つの馬兵と弓を、1手づつ使って動かす等して、
8列目の歩兵の所等へ天馬ができず、仏狼機も逃げられるように、予めしておく
必要がある。つまり開始早々10手位で、この将棋は、騎総各々一枚を使った
だけの”寄せ合い”になるように、やはり私には懸念されるのである。
 何れにしても、これだけの駒数の多い将棋で、特定の”騎総”という駒を動か
すだけで、約10手で大駒や玉駒が危うくなるような将棋は、調整が駄目である。
 私の読みが本当に間違って居無いかどうか、更に、よく考えてみようと思うが、

広将棋の場合、現行の、互いにばらばらで、つながりの薄い、牌、車、歩兵、馬兵
の初期配列の状態で、八方桂馬弱2回動きの”騎総”を、無造作に、直ぐ出せる
駒の仲間に加えたのは、かなりまずかった

可能性が有るように、私には思えてきている。(2017/09/28)

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