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天竺大将棋の駒を碁石にしたバージョンを作成してみた(長さん)

昨日述べた、鉄将と桂馬を、堅将、横将に置き換えて、猛豹を香車の
隣にした、変形天竺大将棋のチェックも兼ねて、15路の碁盤に、
碁石を置く形の、中国シャンチー風の、碁石が駒の変形天竺大将棋を、
下の写真のように作成してみた。

天竺大将棋.gif

盤が黒いので、黒の碁石は、形がはっきりわからなくなってしまった。
上の方で白く見えるのは、駒名を書いて貼った、タックシールである。
そもそも全体写真では、駒名が細かくて、さっぱり判らない。ので、
置き換えた、堅将と横将の部分を拡大した写真を以下に示す。以下の、
赤い四角の部分が、天竺大将棋と交換した駒である。その直ぐ左隣が、
移動した猛豹である。この写真でも、文字は依然見えにくいが・・

天竺拡大.gif

 なお、堅将と横将の成りは、上の写真で黒石が、裏返して置かれて
いるので、本当は見えているのだが、牛将と猪将という名称にしてみ
た。ルールは、それぞれ飛牛と奔猪の、6方向走りが、6方向跳び越
えに変えた、ルールの駒のつもりである。(大局将棋の駒とはルール
が違う。)
 碁盤は碁盤ではなくて、本来は後期大将棋の将棋盤である。そのた
め写真にはかすかに写るが、聖星が、5線目ではなくて6線目になっ
ている。碁盤としては、メッシュが粗いのは、もともと、写真の”碁
盤”は、碁盤ではなくて、将棋盤だからである。
 ところで天竺大将棋は、跳び越え駒が有る為、砲駒の有る中国シャ
ンチーや、朝鮮半島のチャンギに、近いといえば近い。少し前に、
写真の後期大将棋盤に良く似た、新安沖沈没船出土の将棋盤(?)を
話題にしたので、その話にもオーバーラップするように、16升目の
天竺大将棋を、中国ないしは、朝鮮広将棋風に、碁石で作成してみた
のである。本当は14~15路の朝鮮広将棋が、その時代の大陸の
駒数多数将棋らしいので、チャンギは八角駒だから、今回作成した遊
戯具も、駒が碁石よりも八角駒で作ると、よりぴったりだったのかも
しれない。蛇足だが、新安沖沈没船からは、韓国の象棋駒は発見され
てい無いようだが、碁石は見つかっている。
 本格的な、この変形天竺大将棋のチェックは、まだだが。一応、片
付ける時に、ざっと指してみた。なお後期大将棋のような盤を使う、
との考えに、ここではこだわり、犬は中将棋等の仲人と違って、聖目
内に有るとし、自陣は5段までではなくて、試しに6段目にしてみた。
 ざっとだが、一段目駒の動きは、堅将が活躍するようになったため、
多少の改善感が、感じられるようになった。ただし、

このルールでも火鬼の序盤早々の、相手陣の喰い荒らしがひどすぎる

ようである。特に跳び越え将駒が、跳び越えたときに火鬼の所で、
火鬼を取って着地できないので、初期配列で火鬼を大将の前の、歩兵
のすぐ前の升目に、旨く繰り出されると、序盤でぎっしりと並んでい
る大将、副将、飛将の何れか同時に、”次に焼くぞの必死”となるた
め、火鬼で大駒が焼かれた後、陣形が大きく乱れて、玉回りがその後、
叩かれ放題に、なるようであった。

天竺大将棋の場合、火鬼は車兵型か、水牛型のどちらかで走ると
されているが、走り駒の火鬼の有る天竺大将棋は、もともとかなり
バランスを取るのが、困難

なように、私には思えてならない。
しかし、火鬼を単純な三歩歩み駒にしたとしても、実は副将の筋から
玉頭に突入できるので、それだけでも、まだ火鬼の動きが、素早すぎ
るようである。
(1)副将は玉将3回(なので、自駒が飛び越せない)ではなくて、
普通に、獅子型の三歩大阪電気通信大学の踊りルールで踊れるに、
変える。
(2)奔鷲を、前後左右は、1升目は跳び越えられる走り、ではなく
て、WIKIPEDIAに書かれているように、大将、副将型の跳び
越え駒にする。
とした上で、火鬼だけ、玉将3回(なので、自駒が飛び越せない)に
して、序盤早々、この駒に玉頭を焼かれないように、ルールを調整し
ないと、なおもこの将棋はだめなように、上記のように、ざっと一局
だけだが、指してみて、私は考えるようになった。(2017/12/21)

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