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京都の出土駒について、実態が一般には広く公開されては居無い(長さん)

前に本ブログで、京都市の木製出土駒が、意外に少ない点につき、
地下水脈の枯渇という、自然条件であろうとの旨を、述べた事が
あった。更にその後、たとえば南区の上久我酔象駒(?)について
は、情報の希薄化を指摘した。
 他方最近、京都市内で行われている、イベントに出土将棋駒が
出典されているという情報があり、その内容から、

京都市の将棋出土史料については情報が分散しているのではないか

と、私は個人的に、更に疑うようになってきた。なお、そのような
疑いを、私に抱かせるようになった出土駒の、具体的な出展情報と
いうのは、下記のイベントである。

特別展「文字のささやき~京都府出土の文字資料~」
開催日:2018年10月13日~同年12月9日
開催場所:京都府立山城郷土資料館

この”特別展”で、将棋駒が出典されているのだが、”以下の施設
に保管されている出土駒を、この特別展のために、出展した”とさ
れるものである。

京都市資料館

出典駒は、具体的には恐らく”と金成りの歩兵”で、江戸初期
程度の形だが、

天童の将棋駒と全国遺跡出土駒にはリストされていない。

最近出土したのか、以前からあるのかは不明だが、後者なら昔から

京都市には考古学研究団体が乱立しているので史料が分散している

のではないかと、疑わざるを得ない一例だと、私は思う。

歴史の街ならではの、情報収集の難しさといった所か。

 これでは、研究者が仲間内だけで、将棋史の史料を保管してい
たりしているという事が、京都では今でもあったとしても、余り
不自然な事では、無いのかもしれないと、

この特別展の展示物の内容を見て

私はさいきん疑うようになってきた。(2018/10/29)

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