国会図書館デジタルコレクション色葉字類抄に象戯が無い?(長さん)
12世紀の中旬に成立したとされる、表題の色葉字類抄には、
”象戯の字が記載されている”とされる。国会図書館には、
最も古い、二巻物(12世紀中旬成立)が収められて、デジ
タルコレクションとして、netで閲覧できるので、さいき
ん私も、「象戯」の字を確認しようとしてみた。
が、みつからない。
紹介されている成書の中で例としてあげると、松岡信行氏
著書の「解明:将棋伝来の『謎』」に写真が載っている。
ので、念のため、その写真と比べながら、3回探してみた。
”シ”の人事の所、下巻の76ページ前後が、本来なら
”象戯”記載の場所の、ようなのだが。
「試楽」から「シリハ子?」「偲」の字に飛んでいるようだ。
ひょっとして、西暦1200年程度に成立した色葉字類抄の
増補版、伊呂波字類抄の”十巻物”にしか、「象戯」は載って
居無いのではないか。
実体を知らないのは将棋史愛好家では、私だけなのかもし
れないのだが。この件、正確な話については、もっと調べる
必要が有りそうだ。(2019/02/09)
(追記)
やはり、西暦1199年頃成立した、伊呂波字類抄の、
十巻物(増補版)の方には少なくとも、下記のような書体で、
”象戯”の文字が有りました。
松岡信行氏著書の「解明:将棋伝来の『謎』」の写真も、
内容を比べてみると、十巻物の方の写真のようでした。
(2019/02/10)
”象戯の字が記載されている”とされる。国会図書館には、
最も古い、二巻物(12世紀中旬成立)が収められて、デジ
タルコレクションとして、netで閲覧できるので、さいき
ん私も、「象戯」の字を確認しようとしてみた。
が、みつからない。
紹介されている成書の中で例としてあげると、松岡信行氏
著書の「解明:将棋伝来の『謎』」に写真が載っている。
ので、念のため、その写真と比べながら、3回探してみた。
”シ”の人事の所、下巻の76ページ前後が、本来なら
”象戯”記載の場所の、ようなのだが。
「試楽」から「シリハ子?」「偲」の字に飛んでいるようだ。
ひょっとして、西暦1200年程度に成立した色葉字類抄の
増補版、伊呂波字類抄の”十巻物”にしか、「象戯」は載って
居無いのではないか。
実体を知らないのは将棋史愛好家では、私だけなのかもし
れないのだが。この件、正確な話については、もっと調べる
必要が有りそうだ。(2019/02/09)
(追記)
やはり、西暦1199年頃成立した、伊呂波字類抄の、
十巻物(増補版)の方には少なくとも、下記のような書体で、
”象戯”の文字が有りました。
松岡信行氏著書の「解明:将棋伝来の『謎』」の写真も、
内容を比べてみると、十巻物の方の写真のようでした。
(2019/02/10)
メールをいただければ、”象戯”とみられるものを、原本の画像とデータをお送りします。
by 宮川 亮 (2019-02-09 12:26)
宮川亮さん御好意誠に感謝します。
十巻物が無いかどうか、”伊呂波字類抄”を探すのが
先なので、自分で調べてからにします。またmailが
故障していますので、郵便で連絡予定します。
作業でお手数をおかけしてしまいそうですが、
返信用封筒を入れて後で、必要でしたら
御依頼いたします。そのせつはよろしく御願いします。
なお、”将棋さしすせそ”の批評記事を、昨年
2018年の8月6日に、一回だけ書きました。
中国シャンチーで、初手で砲を、相手の卒列に上げる
手が成立するかどうかが、私の論の焦点のように
思われますので、御意見有れば、そちらにもどうぞ。
https://chiyoosan.blog.so-net.ne.jp/2018-08-06
by df233285 (2019-02-10 07:17)
私のものも同じです。
by 宮川 亮 (2019-02-13 21:14)