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今小路西鎌倉市福祉センター遺跡中将棋木札は小さい(長さん)

さいきん、本ブログで繰り返し話題にした、表題の
今小路西鎌倉市福祉センター遺跡中将棋木札について、

新たな事実が判明した。

 表題のように、本ブログで今までは想定したように、
この木札はある程度の大きさが有り、はがきの大きさ、
以上であろうとしてきた。が、

1)実際には、それよりかなり小さく、百人一首の札
の大きさの程度

である事が判明した。情報の出所は、
今小路西鎌倉市福祉センター遺跡を発掘した、

上智大学名誉教授の河野真知郎氏

である。
 この結果、本ブログの主張のうち、

木札が、少なくとも一度に多数の人間が見えるように
するというタイプの、”掲示物”である可能性は、
ほぼ無くなった。

 神奈川県鎌倉市の上智大学名誉教授で、鎌倉市の遺
跡発掘で功労のあった河野真知郎氏によれば、当時

2)文字の内容の鑑定は、専門家が行い、”「漢字カ
ナ混じり文の一種」とされたが、解読不能”との結果

だったという事だ。また

3)真ん中の筋は、出土状態で割れていたが、元々一
つであると判る状態だったので、発掘後、近年に接続

したとの事。
 墨書を読んだ鑑定者の見解では、”繋がったもので
はないかと、された”との事で、私の”もともとは、
上下で繋がっていない”との説には、

河野氏としては、にわかには信じられず賛成できない

との事だった。
 更に次の質問にも、回答があった。すなわち、

4)さいしょの字が、”志”かどうかについて質問し、
No.との答えだったが、正解は、聞き漏らした。

 ちなみに、以下にその部分の拡大写真を示す。
私には何回見ても”志”の草書だ。この書籍を読んだ
事の有る、他の読者の方に、判断してもらうしか無い
と思う。

志.gif

どうやら”この木札は、誰にも読めるはずがない”と
の、かなりの確信が、いろいろ調査に手を回した事の
ある、河野真知郎氏には有りそうだった。  
なお、
5)この写真は普通のモノクロで赤外線写真では無い
そうだ。
 何れにしても、大きさは、

残念ながら、想定したものの大きさ未満で、
私の解釈には未だ、チグハグなところが有る

事だけは判った。

料理メニューのように将棋盤ごとに1セットづつ配った

のだろうか。何だか良く判らなくなってしまった。解釈
は、少ししてから考えてみようと思う。
 何れにしても”よみがえる中世3、武士の都鎌倉”の、
「文字のある生活」の執筆者、河野真知郎氏が幸い、
現在も元気なようすで、ありがたかった。その結果連絡
が来て情報が更に増え、私としてはたいへん助かった。
 なお現物は、やはり紛失したようで、紛失の経緯は、
河野氏も知っているようであった。
 最後に木札とは離れるが”鶴岡八幡宮境内遺跡出土駒
については、将棋史研究者の増川宏一氏も、当時鑑定に
立ち会った”と、河野氏は話されていた。(2019/02/11)

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