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下をピンで留めたような、木簡状製品(長さん)

具体的にピン止めの部分が出土している訳でもな
いため、証明は困難だが。JR鎌倉駅東口出口付
近で、前世紀の、西暦1984年に発掘された、
木製品”搦・・口王馬馬仲”は、記載としては部
分的であるため、一例だが、扇子状の物品のうち
の、一枚かもしれないというのが、本ブログの推
定である。
 webを探してみると、字の有る木簡状製品と
して何点か、下をピンで止めて、扇状にしたよう
な、遺物が出土しているらしい。なぜ字が書いて
あるのかの、個別の説明の無いので良く判らない
ものもあるが、扇そのものと、解釈されているケー
スもあるようだ。
 例として下のは、新潟県村上市天神丘字大館の
新潟県村上市大館跡から出土した木簡状の遺物と
されるもので、私にはラベルも内容も、良く見え
ないが、扇子というラベルで紹介されているのか
もしれない、扇のようなものである。
 ただし、このケースは縮尺等は良く判らない。
なお、現物は新潟県新潟市秋葉区金津93番地1
の新潟県埋蔵文化財センターに、展示されている
ようである。

新潟県村上市大館跡木製品.gif

 もう一つは、奈良からの出土物のようで、こち
らも、祭事の札を束ねたように見えるが、同じよ
うに扇子型である。こっちの素性はよく判らない。

奈良市木製品.gif

なお、上の画像の遺物も、実物の大きさは、よく
判らない。
 何れにしても、昔の木簡のような墨書のある木
片が、長くて厚みの薄い札である場合には、それ
を何枚か束ねて、下をピン留めする事は、当たり
前だが可能であり、そのような遺物が実際出土し
た例が、ある事だけは確かなようだ。(2019/10/31)

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