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金王朝期に使用された囲碁と象棋駒展示の博物館(長さん)

本ブログでは、南宋期の中国シャンチーは、
南宋王朝、金王朝共に、盛んと認識する。
また漢民族王朝である南宋では、引き続き
囲碁は、打たれたと考えられて当然だと思
うが、金王朝でも囲碁を打った証拠もある
と、過去述べてきた。
 さいきん中国の河北省の金王朝領域の海
岸傍とみられるが、海豊鎮遺跡博物館とい
う考古史料を集めた施設が、西暦2019
年11月21日前後にオープンし、そこに、
碁石と中国シャンチー駒が、展示されてい
るという話を、web上で見た。
 ライブドアー(Livedoor)ニュー
スの以下のurl.である。

https://news.livedoor.com/article/detail/17411305/

残念ながら、元王朝の中国シャンチー駒が、
提示されているとは書いていない。ただし
このシャンチー駒は、金王朝領域内であり、
清水康二氏の、学位論文にも、ざっと見た
限りでは

紹介して無い

遺物のようで貴重である。私が知っている
かぎりは、清水氏論文の黒龍江省の奥里米
の、金王朝駒に次いで2例目だ。
 海豊鎮遺跡博物館のシャンチー駒は、
2枚とも、”卒”駒であるように、私には
見える。材質は鋳物だろうか。
 他方少なくとも碁石の方は、中国暦法で
あった女真族支配の国、金王朝でも、はっ
きりと、

打たれている事を示しているので貴重

な情報だと私も思う。清水氏の論文からも、
この碁石情報も、シャンチー駒といっしょ
で落ちていて、その点でも貴重だ。
(2019/11/28)

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