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IR*ゲーミング学会ニューズレター38に新史料(長さん)

webの以下のurlに、表題の学会の文献紹介
ページがhitし、その中にニューズレター38
(2019.6)がある。その中に”最近発見さ
れた摩訶大将棋に関する古文書”があり、大阪の
将棋家の田中賢一氏所蔵の、

江戸初期、寛文12年(西暦1672年)成立の
”摩訶大将棊の図”の一部分

の初紹介記事がある。

エイチティティピー://www.jirg.org/newsletter/

作者は、亮隆(基?)とも読めるようなサインが
恐らく文書末に、奥付として入っており、web
で調べると、宮城県の戦国時代武家の
”百々左京亮隆基”がhitするが、宮城県との
関連性等は、私には謎である。
 残念ながら、

断片しか残らなかったようだが、達筆であり、
将棋纂図部類抄に構成フォームを準拠させている。

 オモテ面初期配列の後に、将棋纂図部類抄形式
の注記部が将棋纂図部類抄同様にある。なお角行
前の歩兵の内側隅に、大きく聖目が書いてあり、
将棋纂図部類抄の摩訶大大象戯のように、聖目が
無いのとは対照的である。やはり、水無瀬兼成の
将棋纂図部類抄、摩訶大大象戯オモテ初期配列の
聖目落としは、豊臣秀頼用将棋具納入将棋盤業者
への連絡不徹底による、”聖目抜きトラブル”等
が原因か。
 更に”麒麟・鳳凰が中将棋程度の駒価値であっ
ても、ルールは中将棋の各々の駒と同じで無い”
旨が、明確に書いてある。つまり、水無瀬兼成の
将棋纂図部類抄の中将棋の鳳凰のルール、イコー
ル中将棋絹篩等の中将棋の鳳凰ルールと、問題の
新発見文書の鳳凰のルールとの間で、整合性が
取れてい無い事が、net上でも原文を見れば、
直ちに判る。

紹介者、大坂電気通信大学の高見友幸氏の解説

を含め、詳しくは、webで該当ページを確認さ
れたい。(2020/01/25)

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