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弾碁仮説”沈香木画双六”ゲームチェック結果(長さん)

以前述べたように、東大寺正倉院の用途不明
ゲーム盤”沈香木画双六盤”を、本ブログでは
弾碁の一種用のゲーム盤とみなした。
 サイコロを振る代わりに、駒を指で弾いて、
有る程度の自分の意思で、盤双六パターンの、
合法手を指すようにし、相手側の3升目×2段
の中に、8枚の自陣の駒を全部移したら、勝ち
というものである。このとき、相手側に上げら
れる前の駒が残っている場合には、小プレミヤ
が、1枚も相手陣に入って居ないと大ブレミヤ
が、以上の2つが両方起こった場合、特大プレ
ミヤが付くのであろう。今回は実際に、簡便に
ゲーム盤を作り、碁石を使用して、以上の仮説
に矛盾が無いかどうか、ゲームをやってみたの
で報告する。
 結論から書くと、

次の2点を考慮する必要が有った。

①弾いたが元の升目のままである場合は、振り
出しに戻らなくても良い事にする。(パスも可
能。)
②振り出しの位置から弾いたとき、たまたま駒
が転がって、思わぬ升目に入った場合はOK。
合法移動とする。

では、経過を説明する。
以下は、縁の20升目のうち、印の付いた所に
駒を入れた、初期配置である。駒は8枚ずつで
あり、黒は上部の相手白陣への移動を目指し、
白は下部の相手黒人への移動を目指してゲーム
を開始する。

沈香木画初期.gif

 ゲームが進むと、一例では以下の状態に到達
し、この例では黒勝ちで、白にスタート台への
取り残され駒が一つ残存しているので、小ブレ
ミヤ勝ちである。このようになるのに、
各100投位必要である。かなり、のんびりし
たゲームである。

沈香木画打終.gif

なお、白の斜め右上隅の駒は、盤双六でいう、
蒸されたような状態であるが、相手の駒がライ
ンに出ない範囲で、強く弾き

遠くまで転がして、無理に脱する事も出来る

としないと、ゲームが固まってしまうという、
難点が有る事が、実際にプレーしてみて判った。
 どちらの升目に、駒のより多くの部分が入っ
ているのか。移動先を迷うケースが、結構多かっ
たので、もし実際にこんなゲームであってかつ
賭博に使うと、トラブルが多くて、廃れたのか
もしれないと思われる。(2020/02/15)

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