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沖縄県首里城跡から1990年頃シャンチー駒出土(長さん)

以下も、奈良文化財研究所の発掘報告書のデータ
ベース、全国遺跡報告総覧のデータベースに収録
されて、web上に公開された情報である。
沖縄県立埋蔵文化センターによると、表題のよう
に、西暦1990年頃の首里城の発掘調査で、

明王朝時代、15世紀頃成立かとみられる、
中国シャンチー駒の”砲”が一枚出土した

という事である。調査報告書の表題は以下の通り。
沖縄県立埋蔵文化センター調査報告書 第14集
首里城跡
沖縄県立埋蔵文化財センター(2003年)

pdfファイル名は、以下の通りである。
22088_1_首里城跡.pdf
報告書の図版8に青磁製のシャンチー駒の破片の
写真がある。

首里城跡砲.gif

遺跡の地層は撹乱していて、成立年代は、正確に
は判らない。が、恐らく他の遺物の様子から、
15世紀のものであると、発掘担当者によって
推定されたようだ。沖縄が、明王朝のてこ入れを
受け、王権が拡大した時期であり、本ブログでは、

シャンチーが中国より渡来した、官僚等により
指された時代であろう

と指摘した頃である。

なお、日本国内のシャンチー出土駒としては
ダントツの最古で、都城市の唐人町出土シャンチー
駒の江戸幕末期を、はるかに遡ると見られている。

 以上の事から、言うまでも無く、沖縄将棋
(チュンジー)の成立の研究等にとり、

極めて重要な、証拠遺物である

事は、ほぼ間違いないと考えられる。(2020/07/28)

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