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バングラデッシュに象棋類は無いのか(長さん)

インドでは、チェスの発祥地としてチャトランガ
との名でチェス類が振興されている。また、
ミャンマーにはシットゥインが有る。では、中間
のバングラデッシュには、バングラデッシュチェ
スのようなものは有るのかどうかを、今回は論題
とする。回答から書く。

衰微してしまい、少なくとも近年には有力で無い

ようである。では、説明を加える。バングラデッ
シュのボードゲームに関しては、以下の成書で
紹介がある。
 民族遊戯大事典、株式会社大修館書店、西暦
1998年、代表編者、大林太良。広島の高田と
いう大学の先生が、バングラデッシュの項を執筆
している。がボードゲームで、チェス類の言及は
無く、ショログティという名で、十六ムサシの類
のゲームの存在が紹介されている。なおこの成書
には、ミャンマーシットゥインの項も無く、パキ
スタンで、ずばりの西洋チェス、マレーシア、
インドネシアで、チャトル名の西洋チェスが指さ
れているとの旨の、紹介がインドシナ各国分につ
いては、あるのみである。
 バングラデッシュに象棋類があっても、少なく
も、インドシナのチャトル、恐らくはタイの
マークルックよりも、流行が乏しいのであろう。
なお、タイのマークルックの紹介も、私の読み落
としが無いとすればだが、無かったように認識し
ている。本書は前世紀末の成書であり、増川宏一
氏も執筆者に加わっている。が増川氏の日本の将
棋への近似性という点でのマークルックへの関心
は、将棋Ⅰを読む限りは、大内延介氏等に比較し
て前世紀段階では、格別とは言えないとの印象が
有る。その為に、この成書では担当者の言及も、
たまたまであったのだろうが、特に無かったのか
もしれない。
 以上の事から、インドからミャンマーのバガン
等への伝来経路に有り、交易商人が古代には象棋
類の、運び屋になっていたはずであるが。ミャン
マーのシットゥイン同様、現時点でのバングラデッ
シュの伝統象棋ゲームは、残っていたとしても、
ほぼ絶滅に瀕した状態に、なってしまっているよ
うに思われる。(2020/08/22)

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