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古2人制チャトランガ駒の他ゲーム駒で代用動機(長さん)

以前に述べたように、本ブログでは、インド
始原将棋ゲーム、インド二人制古チャトランガ
のゲーム駒は、原初には戦場で使用した実際の、
ミニュチュア模型を使い、更に軍隊外の市中に
普及したときには、別ボードゲーム駒を代用し
たと見ている。8升目盤、アシュタパタ名で、
チャトランガが、古文献では呼ばれる事から来
る不思議さも、それで解けるためもある。が、
他に尤もらしい根拠が有るのかどうか、ここで
は更に考えてみる。回答から書く。

有る。

たまたまインド二人制古チャトランガの、馬と
戦車が、1升目跳びだったので、飛び将棋型の
間跳び越え、競争ゲーム等に使用される駒が、
2種類、馬と戦車駒として連想容易で、2種類
確保すれば、残りの調達が王(大臣)、兵、象
の残り3種類程度となり、負担が軽い為

そのようなやり方を思い付きやすかったからだ

と考えられる。では、以下に論を開始する。
 軍人以外には、司令官の作戦用のミニュチュ
ア模型は、インドカナウジに於いても、二人制
古チャトランガに、転用はし辛かったであろう。
 だが、だからと言って駒は別ゲーム駒の中か
ら選ばなければならない、必然性も無いだろう。

駒に代用出来るミニュチュア置物位は、当時の
都会のインド・カナウジには有ったに違いない。

 そうしなかった理由の一つには、幾つかのゲー
ムが、後にインド古チャトランガのゲーム盤と
して使用される事になる、アシュタパタを共通
で使うため、サイズがぴったりだったという、
理由が有ったのだろう。
 しかし、それを自然にするには、容易に思い
付け、いかにも尤もらしく、その組合せでゲー
マーの多くが納得できる、別の理由が無いと、

徹底が出来なかった

だろう。そこで着目したいのは、インド二人制
古チャトランガには、1つ升目の跳び越え駒が、
全体の1/3の、2種占めているという事実で
ある。つまり、

馬と車駒は飛び将棋型の1升跳び越えが出来る
競争や戦争型の、単一駒種型ゲームの駒が2種
類有れば、それぞれの駒を連想して使えば良い

という事実がある。残りは、王、大臣、兵、象
の4種類なのだが、さいしょの2つは、古チャ
トランガでは、実質同じに近い動きである為、
ミニュチュア湯のみ茶碗状の、ままごと物品に、
王だけ、ミニュチュア国旗を立てて使えば良い
程度である。残りの兵は狐と猟犬のゲームの、
猟犬の駒のようなゲームの駒を使えば良いし、
象駒は、はさみ将棋型のゲームの駒を使えば、
ルールが近いので、連想が容易である。なお、
王と大臣は狐と猟犬の狐を使い、一方の狐に、
印を付けて王にしても、もちろん良い。つまり、
馬と車について、対応ゲームが、いかにも容易
に見つかりそうである為、全体として、別の
ボードゲームから、王・大臣・象・馬・車・兵
それぞれのチャトランガ駒として、個別に連想
容易な

物品を探す負担が、たまたまだったが、さほど
大きくならなかった

という事情が有るように私には思えてならない。
 その為、升目のメッシュのだいたい似通った、
既存のボードゲームの駒を、インド・カナウジ
で捜索して使う事は、馬、車が予めキープ出来
る為、徹底も容易で、その予想から私には

実際にこの方法は、少なくとも一部では使われ
たのではないかと、疑われる

のである。
 従って、そのような代替は実際に起こってそ
の結果、駒種類複数戦争ゲームとしてのインド
二人制古チャトランガの隆盛を、助ける結果に
実際になったのではないか。以上のように、私
は現時点で考えているのである。(2020/09/25)

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