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1015年4月頃藤原道長は修文殿御覧を読む(長さん)

2020年10月21日、書籍の入れ替えで
しばらく休館だった小生の近くの図書館が開
いたので、藤原道長の御堂関白記(下)を、
現代語訳・倉本一宏、講談社(2009)で
確認した。
 西暦1015年(長和4年)4月10日の、
藤原道長言う所の”藤原蔵規が交易商人から
入手”とみられる”孔雀”の有精卵化に関し
て、確かに修文殿御覧の『孔雀』の項で調べ
ている旨が記載されていた。こんな重要な情
報ポイントを、私が見落とすとは。何とも情
けない話である。
 仮に、北宋交易商人の周文裔のこっそりと
した再来日の船に、将棋具(黄金)と孔雀が
混載されていたとしたら、百科辞典で将棋を
藤原道長が調べようとするのは、明らかだろ
う。なお、大内裏にあったとみられる、同系
統百科辞典の太平御覧は、多数現存しており、
芸文類聚も無いとは断言できない。ので孫の
後一条天皇が、藤原蔵規なり藤原隆家経由で
入手したと疑われる”将棋”を調べようと思
えば、道長には努力次第で出来たように、私
には依然疑われる。(2020/10/22)

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middrinn

「摂関期古記録データベース」で同日条を見ると、
「『御覧』孔雀部を見るに云はく、」となってて、
『修文殿御覧』とした理由も気になります(^_^;)
by middrinn (2020-10-22 09:31) 

df233285

middrinnさんどうもありがとうございます。
本ブログにとり、その不確定性は相当に重大です。
御指摘の点も確認できるかどうか、検討します。(長)

by df233285 (2020-10-24 06:57) 

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