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太平御覧の項目名は象経、象戯、象戯経(長さん)

日本に残刷が多数残り、藤原道長が目に
できる10世紀出版の中国北宋王朝時代の
百科辞典、太平御覧の将棋関連項目名につ
いて、再度以下では議論する。結論から述
べると項目名が何になっているのかに関し

依然不明だが、”芸文類聚”と類似であり、
象経、象戯、象戯経の何れか

であると見られる。
 では、議論を開始する。
 唐王朝時代初期に出された、辞書
”芸文類聚”には、以下のように書いてあ
るとの情報が、web上にある。

象戯
周武帝造象戯。王褒爲象經序曰、一曰、天文、
以觀其象、天日月星是也。二曰、地理、以法
其形、地水木金土是也。三曰、陰陽、以順其
本、陽數爲先本於天、陰數爲先本於地是也。
四、時……、五曰、算數……、六曰、律呂……、
七曰、八卦……、八曰、忠孝……、九曰、君臣
……、十曰、文武……、十一曰、禮儀……、
十二曰、觀徳……

情報元のwebサイトは、以下の通り。

https://sites.google.com/site/2hyakka/shogi/shogikyo

上のサイトには”芸文類聚”と”太平御覧”
の項目名は、近似との旨の情報がある。
 以上の事から、当時京都の大内裏に仮に、
”芸文類聚”が有れば、藤原道長は、それ
にも接し得たであろうから、象戯という熟
語は知りえたが、

意味は掌中歴に、囲碁の名人、双六の名人、
その他のゲームルールを足して書いたよう
な書物(象+戯)の事と理解したはず

だと、推定できるだろう。そして、前記
サイトから、藤原道長も読んだかどうかは
不明だが、少なくとも百科辞典太平御覧の
将棋関連項目名は、象経、象戯、象戯経の
どれかであるらしいと判る。
 藤原道長は修文殿御覧しか読んだという
証拠は無いため、中国北宋王朝時代の”
将棋”が理解できたという確証は無い。
 北周武帝の象経著作よりも、修文殿御覧
の成立の方が、早いと私は認識している。
そして太平御覧の推定項目名は象戯だとし
ても、北周武帝作の象経序文が、実質紹介
内容だと判れば、これ以上は取りあえず、
全体としての議論へは響かないように考え
る。
 なお多分だが、出来の芳しくないゲーム
との認識で、イスラム諸国のシャトランジ
を、他の貴族と同じく藤原道長が、ぼんや
りと知っていただろうと、依然本ブログで
は考える立場を取る。安倍晴明が太平広記
を読んでいたとすれば、宝応将棋もイスラ
ムシャトランジも安倍晴明には判って、藤
原道長には、宝応将棋が全く判らないと言
う事は、もしかすると有ったかもしれない。
 ともあれ太平御覧の実質的な内容である
象経の紹介について、項目名を何にしてい
たのかについて、今後機会が有ったら、正
確に確認する事にしたい。(2020/10/23)

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