SSブログ

熊本県の熊本城より泥面子の立体駒出土か(長さん)

以下も、奈良文化財研究所の発掘報告書
データベース”全国遺跡報告総覧”
の中に収録されている、発掘報告書よりの
情報である。
 今回の遺物については、

泥面子のように見えるが、将棋用立体駒か

と疑われているとの事だ。
報告書の表題と、公表年は以下の通り。
熊本県文化財調査報告第303集
熊本城跡遺跡群。
副題によると新馬借遺跡、花岡山・万白山
遺跡群の発掘報告書のようである。
発行年は西暦2014年3月、熊本県
教育委員会の発行とある。
西暦2012年頃に発掘調査が行われたよ
うである。
 発掘報告書のweb上のpdfファイル
名は、以下の通り。
15665_1_熊本城跡遺跡群.pdf
表題の泥面子は、発掘報告書の303ペー
ジに写真が載っている。PL96.出土
泥面子(1)の下の段の右から3番目の、
たぶん頭だけの人物像である。

熊本城泥面子.gif

説明が、同報告書の301ページの下段の
方にあり、将棋用が疑われる旨の記載があ
る。正しければ、

はっきりとした、日本の将棋用立体駒とし
ては初

となる。作られたのは、江戸時代後期と見
られるようである。なお、駒名の書いた泥
面子は合計すると2枚有ると言う事である。
成りに対応して、裏にも柄が有るのかどう
かについては、私には良く判らない。また
残念ながら、画像の鮮明度の都合により、
たまたまなのだろうが、報告書の写真から、
人物の額に書かれていると見られる青字の
駒名は、私には読み取れない。
 泥面子と兼用のような形である事から見
て、将棋駒としても、本当に使用されたの
かどうかについては、今後に残された課題
であろう。(2020/11/27)

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。