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奈良県桜井市纒向遺跡で古墳期山泰墨書甕(長さん)

今回は、大和王権が成立した地と紹介されている、
奈良県桜井市の表題遺跡で、古墳前期4世紀頃の
ものと見られる、北陸ないし東海地方から搬入の
甕型土器に、漢字で「山奉」と書かれているよう
に見える墨書が有るとの旨の紹介である。

奈良県桜井市付近の山を奉じた、大規模祭祀用と
して使われたのであろう。

 遺物の写真は今回は、webでは無くて以下の
成書に載っている。
発掘された日本列島/2000、2000.11、
文化庁。
 遺跡と遺物の紹介は、前記成書の第38~39
ページ付近に在る。
 それによると遺跡の場所は、奈良県桜井市。
遺物が出土したのは、恐らくだが1990年代
である。
 遺物の成立年代は、繰り返すと遺跡自体が、
4世紀頃のものとされ、その頃成立とみられて
いる。なお遺跡名は纒向で、「まきむく」と読む。
 遺物の写真は、成書第39ページの中段の土器
集合写真:”(国内)外来系土器”の前列右から
3個目の茶色の甕型土器である。煤で覆われてい
るが、口下のクビレの部分に、煤の付いて居無い
隙間が有り、その部分に以下の漢字模様が有る。

まきむく山泰.gif

 上図の黄色で囲んだ部分のように、写真のやや
右に縦に、口とクビレの上部にかけて、漢字で、
「山奉」のように見える、煤模様が有るように
私見する。
 大和王権発祥の地とされるこの遺跡付近で、古
墳時代初の山岳信仰の祭祀用に、上記遺物は使用
されたのであろう。(2024/08/28)

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