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長野県長野市桐原牧野遺跡で5C山泰墨書土器(長さん)

今回は、長野県長野市の表題遺跡で、漢字で
山奉と書かれているように見える、模様の在
る土器の紹介である。
 遺物の写真が、web上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所の発掘報告書データベース、
全国遺跡報告総覧に登録・公開されている。
 pdfファイル名は、以下の通りである。
140149_1_浅川扇状地遺跡群桐原牧野遺跡(4).pdf
pdf名の最後の(4)が、複写不能である。
 なお、浅川扇状地遺跡群の別の遺跡、
平林東沖遺跡の墨書遺物を、以前本ブログで、
紹介した事が有る。その遺物の模様は偶然出
来たとものとそのときに解釈された。よって

浅川扇状地遺跡群の墨書土器としては、これ
が本ブログでは、初めてになるかもしれない

とみられる。
 発掘報告書の名称は、以下の通りである。
長野市の埋蔵文化財第174集/
桐原牧野遺跡(4)、2024年3月/
長野市教育委員会。
 発掘報告書末尾抄録により遺跡の場所は、
長野県長野市桐原二丁目883-1。
 遺物が出土したのは、西暦2023年前後
の事のようである。
 遺物の成立年代は、遺物は第2住居跡
(SB2)から出土したが、発掘報告書第
14ページ付近の記載により炭化材が共出土
し、年代測定により古墳時代中期後半の5世
紀頃から6世紀初頭の住居跡であり、ここで
紹介する遺物も、その頃成立した物品である
と考えられているようである。
 遺物の写真は、写真図版第26の、上から
2段目中央に在り、遺物番号は第70番との
旨、ナンバリングされている。下記に第2
竪穴住居跡出土である旨が付記され、更に、
古墳時代中期成立との旨も示されている。
台付き杯土器のように、私には見える。

浅川扇状地山泰.gif

 上図のように、写真で中央やや左の上部に、
遺物の内側のようであるが漢字で縦に、山奉」
に見える、淡い模様が有るようである。ただ
し、第1字目の「山」が大きく、「奉」がか
なり小さく、やや不揃いで、

この例も不鮮明

でははある。長野市周辺の山を奉じた祭祀用
土器と、一応疑がっている。(2024/08/31)

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