SSブログ

よみがえる中世武士の都鎌倉鶴岡八幡宮香車画像処理(長さん)

今回は、平凡社、西暦1989年出版の該
成書の巻頭カラー写真の、印刷品質に
関するチェック結果の紹介である。成書
名は、冒頭に有るように「よみがえる中世」
【3】/武士の都鎌倉、石井進・大三輪
龍彦、平凡社、東京印書館印刷である。
 チェックした写真のコマは、カラー
ページの第11ページ付近の、右下に有る、
鶴岡八幡宮境内遺跡で西暦1983年前後
に出土した、成立年代が、13世紀末前後
の、ほぼ普通唱導集大将棋の頃とみられる
5枚の将棋の出土駒のうちの右下の、成は
恐らく、現行のようには崩して居無い金の
香口駒と見られる物品である。誠堂のレプ
リカで、第2字目が車のように淡く見える
画像も、多分だが、web上に今も在る。
 第2字目が、検出限界に近い事を利用し、
第2字目の「車」の字が、どの程度鮮明に
見えるのかというチェックで、前記成書の
印刷技術の品質を、チェックしようとして
いるという意図である。誠堂のレプリカの

web画像に比べて、格段に品質が良い

画像処理象が作成できるという結果を、以
下に述べる。
 さっそくだが以下はその画像を本ブログ
に於いて、強く画像処理した結果である。

鶴岡八幡宮香車成書.gif

 第2字目は「車」であり下の横棒が、擦
れているのが「玉に瑕」という程度である。
 つまり車の字が鮮明に現れており「香車」
であるという情報が、成書等の文字情報の
記載よりも、

はるかに以前から、実は確定的だった

という事が良く判ると評価される。
 平凡社で当時書籍印刷に指定した、印刷
会社の㈱東京印書館のカラー印刷技術が、
丁寧だったようである。
 221ページ付近の「今小路西遺跡の
出土の木札」の内容も、目視するよりも、
PCで画像処理した方が詳しく調べられる
と、期待出来る、一応の根拠にはなると私
見される。(2024/11/12)

nice!(13)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 13

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。