別版で諸将棋図式「大大将棋17目」は「間」にも(長さん)
今回は、江戸時代の駒数多数将棋の情報本、
「諸将棋図式」の目次の、大大将棋、升目数/
駒数表現の、版による揺れの紹介である。
松岡信行氏が「解明:将棋伝来の『謎』」
で、比較的時期が相次いでで、西暦1694
年板と、西暦1696年板との2版、別々に
有るとの旨を紹介している事に、以下はよる。
目次で、大大将棋の升目数/駒数表現が、
「17目駒数192枚となっておりX間
(けん)駒数Y枚形式になって居無い」との
意味の指摘が大分前に、大阪電気通信大学
高見友幸氏から出ている。本ブログの管理人
は松岡氏の前記書籍を正確に読むべきだった。
つまり、そもそも諸将棋図式に、強い興味
を持た無かった本ブログ管理人は、板が元禄
時代に1694年と1696年と、別々に
2版存在したのに、注意を払ってい無かった。
だから、高見氏の指摘に
不完全さが有る
のに、ようやくここへ来て気がついた。どう
やら、元禄7年の西暦1694年板と元禄9
年の西暦1696年板とで、
片方だけ、大大将棋17目駒数192枚との
旨が記載され、
松岡氏の冒頭書籍から、他方には「大大将棋
17間(けん)192枚」と、他の将棋種と、
同形式で書いてある
というのが実態らしい。だからどうなるかは、
高見氏の論文を参照して頂くことにして。少
なくとも、
諸将棋図式には、書写版により内容に揺れが
有るという性質の古書
であり、議論する時、注意が必要なようだ。
言い訳をすると、公文書館で御金を払って
コピーし無ければ入手出来無いコンテンツと、
本ブログ管理人は、現時点で認識しているの
で。諸将棋図式のこの議論には、係わり辛い
というのが本音であった。「大大将棋は太古
の囲碁升目数将棋」という論に合流すると見
られる高見氏の論の含意には、元々私も賛成
だが。自分のブログで諸将棋図式の大大将棋
目次表現形式にはこれまで余り触れなかった。
以上のような事情が有る為。
版による差について、松岡信行氏が「解明:
将棋伝来の『謎』」で判り易く論じて、かつ、
大大将棋の「目」が「間」になっている方の
版を自身の、アミューズメント研究叢書に
掲載されている点について、先ずは深く感謝
する事に致したいと考える。(2025/01/23)
「諸将棋図式」の目次の、大大将棋、升目数/
駒数表現の、版による揺れの紹介である。
松岡信行氏が「解明:将棋伝来の『謎』」
で、比較的時期が相次いでで、西暦1694
年板と、西暦1696年板との2版、別々に
有るとの旨を紹介している事に、以下はよる。
目次で、大大将棋の升目数/駒数表現が、
「17目駒数192枚となっておりX間
(けん)駒数Y枚形式になって居無い」との
意味の指摘が大分前に、大阪電気通信大学
高見友幸氏から出ている。本ブログの管理人
は松岡氏の前記書籍を正確に読むべきだった。
つまり、そもそも諸将棋図式に、強い興味
を持た無かった本ブログ管理人は、板が元禄
時代に1694年と1696年と、別々に
2版存在したのに、注意を払ってい無かった。
だから、高見氏の指摘に
不完全さが有る
のに、ようやくここへ来て気がついた。どう
やら、元禄7年の西暦1694年板と元禄9
年の西暦1696年板とで、
片方だけ、大大将棋17目駒数192枚との
旨が記載され、
松岡氏の冒頭書籍から、他方には「大大将棋
17間(けん)192枚」と、他の将棋種と、
同形式で書いてある
というのが実態らしい。だからどうなるかは、
高見氏の論文を参照して頂くことにして。少
なくとも、
諸将棋図式には、書写版により内容に揺れが
有るという性質の古書
であり、議論する時、注意が必要なようだ。
言い訳をすると、公文書館で御金を払って
コピーし無ければ入手出来無いコンテンツと、
本ブログ管理人は、現時点で認識しているの
で。諸将棋図式のこの議論には、係わり辛い
というのが本音であった。「大大将棋は太古
の囲碁升目数将棋」という論に合流すると見
られる高見氏の論の含意には、元々私も賛成
だが。自分のブログで諸将棋図式の大大将棋
目次表現形式にはこれまで余り触れなかった。
以上のような事情が有る為。
版による差について、松岡信行氏が「解明:
将棋伝来の『謎』」で判り易く論じて、かつ、
大大将棋の「目」が「間」になっている方の
版を自身の、アミューズメント研究叢書に
掲載されている点について、先ずは深く感謝
する事に致したいと考える。(2025/01/23)
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