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大将棋の遺物は何処に?(長さん)

現時点で、将棋の盤駒の遺物でも、大将棋関連の
ものと思われる駒は、私に認識される所によると、
全国にわずかに5枚しか、発見されていない。

①平泉遺跡で両面飛龍駒、
②徳島市近郊の川西遺跡で不成り奔横駒、
③小山市神鳥谷曲輪で、裏金一文字角行駒
④鶴岡八幡宮で、成り奔王鳳凰駒
⑤同じく鶴岡八幡宮で不成り香車駒、

以上5枚である。
この他、興福寺の不成り酔象駒が古いが、とにか
くこれを入れても

6枚と少ない。

もっと、たくさん見つかってほしい所である。
特に、京都近郊から、全く出ないのが、水無瀬兼
成の文書の出所、曼殊院の存在から見ても、素人
目に不思議である。
 これまでの将棋関連の遺物の出所を見ると、ゴ
ミ捨て場のような所から、廃物の一品として、将
棋駒等が出土する事が多い。ただし、ゴミ捨て場
でも、水脈が無いと、木が腐って駒が消滅してし
まうので、出土条件はすこぶるきついようである。
 個人的に心当たりはと言われると、私は遺跡の
専門家でも何でもないので少ないが、小山市神鳥
谷曲輪遺跡に関連する武将、小山義政が、第三次
小山義政の乱という、彼の最期になった戦闘で、
当初参謀本部にしていたと見られる、栃木県鹿沼
市中粕尾の、粕尾城跡に「井戸跡のような、ゴミ
捨て場が発見されていて、調査は一応されている」
という、話を以前聞いた事があるように思う。場
所は、中粕尾山中の森林の藪の中で、私が昨日の
べた、流星群の観測地にしている、栃木市星野か
ら、鹿沼市粟野方面に広がる、谷倉山という山を、
一つ超えた谷にある。
 蛇足だが2017年、りゅう座イオタ群は、日
本での観測適正時刻、1月4日明け方5時には、
明らかに盛りを過ぎていた。今年は、アラスカ方
面で、たくさん見えたのではないかと私は考える。
 さて、鹿沼市中粕尾の話に再び戻るが。
関連する場所で、将棋駒が出ているので、小山市
神鳥谷曲輪から、20km近く離れてはいるが、
この鹿沼の山奥のゴミ捨て場遺跡が、今でも水脈
に満たされているようで、本当に調べつくされて
はいないようなら、神鳥谷曲輪遺跡の発掘以前の
調査だったと思われるので、何れは再度、調べて
みるべきではないかと、私見はしている。
 何れにしても、興福寺の酔象駒の発掘以来、
多少時間が経過している。のでここらで、
2017年の今年の春あたりに、何かまた将棋の
遺物が発掘されればよいのだがと、期待している
今日この頃ではある。(2017/1/4)