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松伏町築比地のチェック(長さん)

だいぶん昔に調査が進み、いまさらの所なので、気乗りはしな
かったのだが、”台地”を調査するのが、このブログの現在の
流れのため、3月13日に、埼玉県北葛飾郡松伏町築比地の、
南半分を、一応遠目に見て回った。なお、松伏町築比地は、
松伏町の北東の端に位置し、現在の江戸川に面しているが、
ここから、更に北の、埼玉県北葛飾郡庄和町(現春日部市)
中野に向かって、丘を形成して、遺跡がある事で知られている。
大正時代から昭和期にかけて、それらの遺跡の調査が進んだと
私は聞いており、数で20位の遺跡が、埼玉県の遺跡地図の成
書に記録されていたように記憶する。
 実際に行ったのは、私は始めてであった。野田橋近くの、
埼玉県北葛飾郡松伏町金杉から、江戸川の土手下の、バスの通
っている道路を、北へ歩いてみた。
 パス停で、大正大学入口を過ぎたあたりで、この界隈では珍
しい、登り坂となり、台地である事は、歩いてゆくと良く実感
できた。ただし、全体に標高が2~3メートル高くなるのでな
くて、アップダウンがあり、バス通りは、尾根づたいの道であ
った。特に貝塚が有るので有名な、栄光院という寺は、周りが
少し低くなった、標高数メートルの小山の頂上にある、江戸川
河川敷近くの寺と、理解できた。
 ただし、だいぶん農業用用の客土や、霊園を作るための造成
が、このあたりでは行われており、土器片が見られるのは、
たぶん現在は、一部の場所に限られているように、予想された。
(2017/03/14)