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はこだて未来大学・松原仁氏の「人工知能は世の中をどう変える」の聞取り(長さん)

2017年8月23日14時30分より1時間半、東京千代田区神田駿河台の、
駿台電子情報ビジネス専門学校の校舎にて開催された「人工知能が将棋の世界
等、世の中をどう変えたのか」についての、講演会の聞き取りを行った。
 コンピュータ将棋研究世界の現状について、先を読む頭脳の著者の一人とし
ても名高い、松原先生の弱点の指摘は鋭かった。

コンピュータは、自分の指し手の意味を、将棋観戦愛好家に説明する能力が
乏しいため、人間のプロの業界に、致命的な打撃を、まだ与えて居無い。

との旨を、野球の昔の選手、長島茂雄氏の、彼のプレーの自己ピーアールの仕方
の、問うた者から見た、不明朗な表現を、たとえ話に引いて説明された。
この情報が、この講演を拝聴した中では、最大の価値の有る物に私には思えた。
 ただし、この点はコンピュータ将棋業界では、問題点として把握した上で、
改善策が、現在も盛んに研究されていると言う。だから、
コンピュータ将棋のソフトが、コンピュータ対コンピュータの日本将棋の
対局について、自分達で観戦記を生成し、たとえば大手新聞の将棋欄に投稿し、
それが将棋観戦の愛好家に、読まれる時代に行く行くなる事が、日本将棋連盟
にとっては、最も痛い手になりそうだと、私にも、この講演の開催主眼点が、
漠然とだが、理解できたような気がした。
 また、プロ棋士新人の藤井聡太四段が、コンピュータを教師として、特に腕
を挙げている棋士であるとの紹介も、情報としては、ありがたいものであった。
つまり、この藤井聡太四段の生き方については、彼が高齢化し、コンピュータ
同士の将棋が、大衆の観戦対象の主流になったときに、彼の更に次の世代が、
藤井四段を、単なるコンピュータ将棋の”太鼓持ち”と見てしまうことになり、

彼の後を追う更に次の世代が、日本将棋連盟という立場での、人間の将棋団体
棋士を”格別に重要な存在”と、それまでのように、考えるのかどうかという点
で、不安材料である

という事のように、私には思えた。これは、現在のアマチュア将棋団体と、
プロ将棋棋士との比較イメージとほぼ同じ物が、日本将棋連盟と、コンピュー
タ将棋トップソフトとの関係について、近未来にはスライドして形成されるよ
うになる、と言い変える事も出来るように、私には公演を聴いて取れた。
 よって藤井聡太四段の姿勢に関する、松原仁先生から得た情報は、藤井聡太
四段自身の将来についての”暗雲とも表現され得る、悪い、しかし単なる噂”で
あるよう、祈りたいというのが、私のこの点についての、個人的には基本的な
見方に、ほかならない所である。(2017/08/24)

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