仮称・大理国大大将棋(取り捨て14升目)用将棋具を作成してみた(長さん)
前回議論した、摩訶大将棋の古型と疑われる、14路96枚制で、将駒
と闘争動物駒のみの大理国大大将棋を、実際に下の写真のように、作成
してみた。
13升目盤が、仮説普通唱導集大将棋用に存在するので、今回は、
碁石に紙を貼り付けて、中国シャンチー風の、交点駒置きタイプとして
みた。13升目盤は、聖目(星)の位置が、交点駒置きにすると、5段
目になるため、その点でも、写真のように都合が良い。
実際に、片付けながら1局ざっと指してみた。ただし、面白いか、どう
かではなくて、8升目32枚制の原始平安小将棋(角行酔象右銀位置に
有り・取り捨て)風に、なるかどうかが、チェックポイントであった。
結果は、原始平安小将棋よりも、更に展開が、スローモーにはなるも
のの、相手陣5段目で成れるため、成り金は期待通り、良く出来た。
よって、
この将棋は、大理国産の平安小将棋の類風にはなっていると、期待通り
言える将棋ゲーム
である。ただし将棋としては、今の基準からすると、たいへんに、展開
がスローで、かったるい。が、成り金将が結構できるため、思ったより
玉将は、終盤捕まるケースが多いようであった。
ただし、虎に関して、中将棋の
盲虎を止め、平安大将棋の猛虎にする事が、囲いが強すぎないようにす
るためには、重要な調整となっている
点も確認した。実際の歴史的ゲームのルールは不明だが、玉回りの囲い
は、摩訶大将棋のように、初期配列で堅くては、その古型としては、
失格だと思われた。
ともあれ摩訶大将棋は、雲南博物館所蔵の、動物闘争造形物に出てく
る動物種が、その駒の種類に含まれると、完全に見なせる、最も古い
ゲームとみられる。そのため、もともと動物駒に乏しい、平安小将棋や、
闘争動物駒の代表である、虎が有っても、その虎は、四神、白虎・青龍
の神獣の虎が、猛虎なのではないかと疑われる、平安大将棋ではなくて、
本ブログがここで仮定する、雲南省出土造形物遺品の闘争動物を、将棋
駒として、日本に紹介されている美術品について、全部入れ込んだ、
仮説・大理国大大将棋が、摩訶大将棋の原始的形態であると見たほうが、
やはり合理的
なように、私にはだんだんに、思えて来ている所である。(2018/03/08)
と闘争動物駒のみの大理国大大将棋を、実際に下の写真のように、作成
してみた。
13升目盤が、仮説普通唱導集大将棋用に存在するので、今回は、
碁石に紙を貼り付けて、中国シャンチー風の、交点駒置きタイプとして
みた。13升目盤は、聖目(星)の位置が、交点駒置きにすると、5段
目になるため、その点でも、写真のように都合が良い。
実際に、片付けながら1局ざっと指してみた。ただし、面白いか、どう
かではなくて、8升目32枚制の原始平安小将棋(角行酔象右銀位置に
有り・取り捨て)風に、なるかどうかが、チェックポイントであった。
結果は、原始平安小将棋よりも、更に展開が、スローモーにはなるも
のの、相手陣5段目で成れるため、成り金は期待通り、良く出来た。
よって、
この将棋は、大理国産の平安小将棋の類風にはなっていると、期待通り
言える将棋ゲーム
である。ただし将棋としては、今の基準からすると、たいへんに、展開
がスローで、かったるい。が、成り金将が結構できるため、思ったより
玉将は、終盤捕まるケースが多いようであった。
ただし、虎に関して、中将棋の
盲虎を止め、平安大将棋の猛虎にする事が、囲いが強すぎないようにす
るためには、重要な調整となっている
点も確認した。実際の歴史的ゲームのルールは不明だが、玉回りの囲い
は、摩訶大将棋のように、初期配列で堅くては、その古型としては、
失格だと思われた。
ともあれ摩訶大将棋は、雲南博物館所蔵の、動物闘争造形物に出てく
る動物種が、その駒の種類に含まれると、完全に見なせる、最も古い
ゲームとみられる。そのため、もともと動物駒に乏しい、平安小将棋や、
闘争動物駒の代表である、虎が有っても、その虎は、四神、白虎・青龍
の神獣の虎が、猛虎なのではないかと疑われる、平安大将棋ではなくて、
本ブログがここで仮定する、雲南省出土造形物遺品の闘争動物を、将棋
駒として、日本に紹介されている美術品について、全部入れ込んだ、
仮説・大理国大大将棋が、摩訶大将棋の原始的形態であると見たほうが、
やはり合理的
なように、私にはだんだんに、思えて来ている所である。(2018/03/08)