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幸田露伴の将棋雑考の口語訳を入手した(長さん)

幸田露伴は小説家で著名だが、将棋史家として現代の学会で、学者
としての評判が良いので、良く知られている。引用された文献は良
く見かけたが、口語体で私にも、簡単に読める全文が収録されてい
る成書が最近入手できた。

”露伴と遊び”塩谷賛著。株式会社創樹社(1972年)

 定価は当時、1300円していたようだが、古本で多少廉めに買
えた。
 上記の後半に、幸田露伴の将棋雑考、象戯余談等の塩谷氏による
口語訳が、全文で載っている。将棋雑考については、序説は塩谷氏
の作文だが、セクション2から、幸田露伴の文章になっていた。
特に将棋雑考は、長くは無いので、ざっとだが簡単に読めた。
さらっとの一読の感想は、

明治に書かれた将棋史本とは、とても思えないほど、優れた内容

であると言うことだった。つまり、

現代に書かれた将棋史論文であると、言われても完全に通る

ほどの内容だと言う事である。ちなみに、本ブログの内容とは、
ほとんどの点で同じ結論であり、違いは、

玄怪録が中国シャンチーとの間に、共通項があるという、現在の学
会で定説になっている主張が、幸田露伴の将棋雑考にも書いてある

という点位である。これとて、現在の学会の定説と幸田露伴の主張
は同じなのであるから、私には当然、古さが全く感じられない事に
は、なんら変わりが無い。正直言って、読んでみて、我々との間の

100年以上の時代差が、全く感じられ無いのに驚いた。

今後、何回かに亘り、将棋雑考や象戯余談に書かれた、中国語を流
暢に読み取れる幸田露伴の、中国語で書かれた情報に関する解説内
容について等は、本ブログでも適宜紹介し、議論していきたいと考
えている。(2018/08/17)

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