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27升目1年の日数駒数型将棋のチェック結果(長さん)

 前に述べた、27升目366枚制の1年の日数駒数
将棋を、1局テスト指しして、ゲーム性能をチェック
してみた。
 結果を先に書くと、
この将棋が、攻撃力過多だというのは、取り越し苦労
だった。木将の成りを、中将にするアイディアと、
玉将の成りを考える、

追加のアイディアだけ、不要で無駄

だった。
 玉将や太子は成らなくても良く、普通の大局将棋の
ように、木将は大局将棋の白象に成るルールを選択す
るだけで充分だった。

 後で小細工した、私的な工夫を抜くと、問題のない
良いゲームになっている

と見られた。
 では、以上の結論について、説明を加える。
 この将棋は、木将が成るまでは、調子よく進んだ、
以下に、木将が中将に成ってしまった局面を示す。

摩訶摩訶大大中将.gif

本来なら、じわじわ両方の陣が崩されつつある状態で、
よい感じで進んだのだが、

横への大跳び越え駒を、大将のほかにもう一種類作っ
て調整したつもりが、これがマズかった。

いっきに、後手の陣が崩れて、次の図のように、瞬く
間に先手により後手玉、太子を寄せる局面になり、簡
単に終わってしまった。

摩訶摩訶大大終.gif

 なお、寄せの時点で、後手の玉将や太子が、先手の
攻め駒を取る余裕は無かった。
従って、”玉将が成ると城玉に成る”というルールは、

作ってもこの将棋では、ほぼ無駄

だとみられた。
 普通に基本は摩訶大大将棋、足りない部分を大局
将棋という駒の動かし方ルールで、27升目化すると、
全体としては、この将棋に入れた366枚の駒の、構
成で、攻守のバランスは取れていたようであった。
 踊り駒で4踊りを1種、残りを全部3踊り以下にし
たし、制限無く跳び越える大鷲や大鷹、自在王につい
て、跳び越えた時には、空き升目にしか行けないので、
守られた相手駒を、なかなか取れないようにしたので、

極端な攻撃力の増加は、防げた

ようだ。
 だから、この将棋は成りについては、以下の、大局
将棋までで、普通に出てくるパターンで充分だったよ
うだ。

27×27升目将棋成り配列(中央より右側。11段目以降
”口”のみ。)
口口口口口口口口口口奔人口口口口口口口口口口口口口口口口
金将金将金将金将金将金将金将金将金将金将金将金将金将金将
奔鷲大旗鳩槃不成不成金将強車金将金将金将車兵水牛天王金将
不成不成不成不成口口不成口口不成口口不成口口不成口口鉄車
不成不成不成口口大鷲口口大鷹口口飛鷲口口角鷹口口金将不成
大象不成口口四天口口四天口口四天口口四天口口象王口口不成
獅鷹獅奔奔狼口口龍王口口飛牛口口飛鹿口口奔猪口口蝙蝠砲車
太子奔虎奔豹奔龍口口山母口口奔蛇口口仙鶴口口奔猫口口前牛
不成前旗教法口口方行口口奔鬼口口奔王口口鳩盤口口鳩盤金将
不成右軍奔金奔銀奔銅奔鉄奔瓦奔石奔土大将白象副将金将金将

大将、副将型の制限のない踊りだけが、飛びぬけて破
壊力が強かったのであり、特に大将の、”縦横跳越え
全て取り、空いた升目で着地”のルールの駒を、倍の
数に増やすのは、そこだけが、特にマズかったようだっ
た。(2019/02/19)

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