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尊経閣文庫蔵ニ巻本1565年色葉字類抄にも象戯有り(長さん)

前に、国会図書館の電子図書で、外部から閲覧できる
色葉字類抄、色葉字類抄:尊経閣叢刊丙寅本(三巻本)
に、象戯が発見できず、国会図書館の電子図書で内部
でなら閲覧できる、十巻物の伊呂波字類抄に象戯があ
るのを紹介した。では12世紀・西暦1165年ごろ
までには成立したとされる、二巻本の色葉字類抄の、
加賀藩前田家の、尊経閣文庫蔵二巻物色葉字類抄
(1565年書写)八木書店(2000)に、象戯が
有るのかどうかという事になるが、

有る

ようだ。
 たとえばそれは、下のような字体である。

二巻前田本.gif

 ”平安時代の末期に成立した、色葉字類抄に、象戯
の字が見られる”と、将棋史界では言われるが、正し
いようである。それにしても、三巻物の色葉字類抄と
みられる、同じく尊経閣文庫関連の尊経閣叢刊丙寅本
に、象戯が見当たらないのは、何故なのだろうか。
(2019/03/31)

(追記)ちょっと字体がおかしいですが、
色葉字類抄の国会図書館、外部閲覧可能唯一
本(3巻物系)尊経閣叢刊丙寅本の”将棋”は、
以下のような書体のものかもしれません。

色葉国会3巻将棋.gif

 色葉字類抄を、だいぶん見慣れて、私は
おかげさまで見落としが、少なくなりました。
(2019/03/31追記)

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