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中国四川省で11筋10段象棋盤が発見されていた(長さん)

西暦2019年4月24日の、中国四川省の
地元新聞とみられる”甘孜新聞”に”甘孜県
内にて、晩唐時代かと疑われる、石に彫った
彫刻物様の姿で、11筋10段象棋盤(河無し)
に見える、格子模様の遺物が発見された”と
の旨の、写真が載っているようである。
 北宋象棋の類とみられる遺物が、今年春、
中国の四川省で発見されていた可能性が、
あるという事らしい。

北宋象棋盤.gif

 サイトは、

https://kknews.cc/culture/42z46y2.html

となっている。石の破片が右の方に写り、
また、撮影者とみられる、人の体の一部が
上の写真のコマでは、たまたま切れているが、
別のコマの写野に入っている。盤の縦横線の
メッシュは、正確には判らないが、その地方
新聞には2.5センチ角と書いてあるようで
ある。よって囲碁や中国象棋の、遊戯盤程度
の大きさと升目のメッシュのようだ。写真の
説明では、囲碁類の盤の石刻品となっていた。
 岡野伸氏の北宋象棋で、河は普通のシャン
チーの1跨ぎ巾に、変えたようなものだと考
えると、この盤で象棋をするとすれば、ゲー
ムの内容のおよその性質の、予想は付くよう
に思える。
 この遺物の成立時代は、正確では無いよう
なので、晩唐ではなくて、北宋初期として
考えると、北宋象棋の盤である可能性がある。
すなわち、砲を一段目に配列した、既に交点
置きのシャンチーは、ゲーム性に難があると
はみられるものの、本ブログの予想と違って、
当時四川省のかなり西の奥まで、北宋の時代
の初期に、分布が拡大していた可能性があり
そうだ。(2019/08/22)

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