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四人制チャトランガのツマラなさで2人制生むか(長さん)

4人制チャトランガが2人制に先行するとの
説が強かった前世紀”4人制チャトランガの
行き詰まりが、2人制の通常将棋を生んだ”
と、しばしば指摘された。
 今回は、前回紹介した、馬が2手で左王に
当たり、船は右王対策に回せ、象は対面する
軍を攻めるという、4人制の改善ゲームで、
その点をチェックして議論してみる。
 答えを書くと、四人制チャトランガの場合、

簡単に王が取られるゲームには、基本的に
欠陥は、余り無い。

では、議論を続ける。せっかく馬が序盤で活
躍するゲームに直したので、個々の着手をも、
以下のように、従来より強力にしてみる。
 1~6の目の出る、立方体のサイコロを
使い、出た目で、動かせる駒が決まっている
とする。なお、馬と兵は、最初に属する軍に
よって決まった方向へ、常に動くものとする。
また船は、斜めへ1升目ないし2升目走る、
すなわち、間に駒がある場合、向こうに行け
無いとする。兵は、対面側の相手陣の奥で、
インド方式で、そこに初期配列されていた相
手駒と同じ駒に成るとする。その際、王と馬
の位置では兵は成れず、行き止まり兵になる。
後者の端筋馬位置不成りのパターンを、
”ガーダー”と言う。大臣の位置では、
”第五王”に成り、熊目・毒狼・前牛等同様、
玉駒の意味を持たないが、王の動きに変わる
ものとする。
 サイコロの目による、動かし方のルールは、
次の通り。
1の目:兵1個動かせる。
2の目:船を動かせる。または、別々の兵を
2個動かせる。
3の目:馬を動かせる。または、船と兵1個
を動かせる。
4の目:象を動かせる。または、馬と兵1個
を動かせる。または、占領した別の国の船と、
それとは別の船を2個動かせる。
5の目:王を動かせる。または、象と兵1個
を動かせる。または、馬と船を動かせる。
6の目:王と、兵を1つ動かせる。または、
象と船を動かせる。または、占領した別の国
の馬と、それとは別の馬計2個を、1回づつ
2個共動かせる。
手はパスする事ができる。ただし2枚動かす
ときの、1方だけパスしてはいけない。動か
し方の順序は、自由とする。
 王が取られたら、王だけ排除し、元の動か
し方で、勝った国が残りの駒を使う。基本的
に、最後に王が残った国が、勝ちである。
 以上の強力なルールにすると、馬で王を取
る手が、比較的に頻繁に起こるため、ゲーム
の進行が早い。サイコロ賭博では、序盤早々
王手に自殺手で応答しても、とりたててゲー
ムに難があるように、感じられる訳ではない。
 そのため、

上記程度のルール調整で、四人制チャトラン
ガの弱点とされるものは、解消されてしまう
疑いが強い

と本ブログでは考える。
 最近までインドで、このゲームが残ってい
たとされるのも、尤もなのではないか。
 もともと、ゲームルールは人為的なものな
ので、工夫により、欠陥が改善されてしまう
場合が多い。
 よって、”4人制チャトランガの欠陥から、

2人制が生まれる”という説には、そもそも
無理が有った疑いがある

と推定できるとみられるのである。(2019/08/31)

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