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世界チェス化仮想日本の将棋に持駒ルールは無いか(長さん)

以下は、持駒使用の謎の木村義徳氏も主張して
いない、たぶん架空の仰天早期持駒ルール導入説
の当否を推定する話である。

否だと結論

され、理由は、

多少の強ルールは、持駒ルール導入の防げには
なら無い

からだと以下記載する。
 さて、木村義徳氏の持駒使用の謎によれば、

持駒ルールの導入は、駒の色分けの無さが原因

であるとされている。だから、”桂馬が八方桂馬、
香車が飛車では無かったので、考え付いた”とは

持駒使用の謎には書いて無い。

 ここでは、木村義徳氏も仰天の、早期持駒ルー
ル存在説をチェックして見る事にする。つまり
発生源に関して木村氏が、”インド発の”として
いる桂馬・香車強化の非存在が、持駒使用の動機
であると、

無謀な理屈を付けた上で、

仮に真逆で、八方桂、飛車一段配列だったら、
攻守バランスが崩れて、持駒

使用ルールは、導入できないという結果に、本当
になるのかどうかについて、チェックした結果

を示す。なお前に書いたが、この”第3波”の
発生源はインドではなく、アラブであると、本ブ
ログでは、今の所見ている。
 結論を書く。
 イスラムシャトランジ型に標準化された、仮想
の日本将棋も、

持駒使用ルールに移行する可能性がある。

理由は、

酔象と猛豹(×2)を、飛車、角行の代わりに後
導入すれば良い

からである。
 以下、更に説明を続ける。
 以下は、日本将棋の初期配列である。

日本将棋初期配列.gif

上の日本将棋の、桂馬、香車を八方桂、飛車に取
替え、

歩兵は金将成り、飛車、八方桂馬、銀将は不成り
とすると、日本の将棋化したイスラムシャトラン
ジ、すなわち、木村義徳氏の持駒使用の謎記載の、
日本型世界チェスになると見られる。つまり、
木村氏の言う、実際には採用しなかった”第3波”
を採用した、

架空の日本の将棋

になる。これだと、攻守バランスは、オフェンス
が過剰である。しかしながら本来の日本の将棋は、
元々ディフェンス過剰の、9升目平安小将棋に、
攻撃駒としての飛車・角行を加えて、オフェンス
強化して成立している事を思い出すべきである。
つまり、

相当長い期間にわたり、守備が強すぎるのを我慢
して指していた

のである。この”我慢”の内容は、守備の強すぎ
から攻撃の強すぎに変えても、根本に、たいした
違いは無いのは明らかだ。だから、

後奈良天皇の詔とは逆の事を、大江匡房のような
(伝)”優れた”ゲームデザイナーがすれば良い
だけ

であると考えられる。つまり例えば以下のような、
不成りの酔象(この酔象は7方歩みとする)と、
猛豹を加えた42枚制の将棋は、

持駒ルール有りの状態で、攻守バランスは、現行
の日本将棋程度に取れている

と考えられる。

日本型世界チェス初期配列.gif

下記に、この将棋の終端局面の一例を示そう。

日本型世界チェス指終.gif

 持駒はたくさん有るのだが、以上の局面は、
後手が攻め倦んで、先手の勝ちを許したところで
ある。
 よって、国際標準化を(雲南で、結果としての)
日本の将棋が行わなかったのは、持駒ルールを
元から採用しようと、したためであるという
考えとは、いっけん

つながりそうだが”絶対つながる”と考えるのは
間違いだ

とみられる。つまり、持駒ルール導入の意図が、
弱ルールの固定の原因だとまでは、考えられない。
 なお、本ブログでは、成り金を増やし、かつ
殺さないようにする為に、弱ルールや、後退不能
な前後非対称ルールが、原産国(恐らく中国雲南
の南詔・大理)で採用、日本伝来前に、変成が
完了したとの見方を取る。
 何れにしても、ディフェンス過剰の弱ルールは、
持駒ルールで調整しやすい事自体は事実だが、

逆にオフェンスが強い場合のバランスの崩れは、
近王型の小駒を、増やせば良いだけだという点に、
注意が必要な事も確か

だと私は考えている。(2019/09/18)

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