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8升目型原始平安小将棋は本当に点対称配列か(長さん)

今の所本ブログでは、金将1枚銀将2枚の
8×8升目原始平安小将棋や、金・銀・象
1枚づつの大理国原始平安小将棋は、玉左
金将右初期配列の、点対称将棋だとの見解
である。これが正しいかどうかが、今回の
論題である。

今の所、先後手で玉金等の配列が入れ替わ
るとは、考えにくい

とみられる。では、以下に理由を挙げる。

13升目の二中歴記載の平安大将棋に、
対称性を崩したように見える傾向が無い

からである。
 以前に述べたように、先手と後手とで、
玉・金を入れ替えるのは、真似将棋対応だ
と考えられる。
 ユーラシア大陸の西域では、イスラムアッ
バース朝の西暦775年頃に、ペルシャ伝来
のチャトランガ系のゲームが、改善された
ときに、順次、王と大臣が、先手後手で反対
配列になったと聞いている。イスラムシャト
ランジは、先手が左玉、西洋チェスは、先手
が右玉だと認識する。
 しかしながら、日本の場合、9升目型の
標準型平安小将棋で、余り左右が問題にされ
た気配が無いばかりでなく、陰陽寮や藤原氏
が、からんでいるとみられる、平安大将棋も
マネ将棋に対応しようとしている形跡は無い。

従って今の所、インド2人制古チャトランガ
の先手後手左玉が、8升目の平安小将棋でも
踏襲された

と仮定せざるを得ないように、私には思える。
 なお、左玉統一か、右玉統一かも確定とは
言えないと思うが、中将棋でも左玉になって
いるため、

暫定的に点対称の左玉を初期仮定

せざるを得ないという状況かと考えられる。
 従って将来、何らかの史料が出てくると、
ひっくり変える可能性もある。
 右から入ってくる相手の駒で、玉が逃げ遅
れるという展開が余り見当たらないため、

着手の大きな変化は、この将棋種では考えに
くい。

が、一応、チェスやシャトランジのような配
列の可能性もあると、頭に入れておく必要は、
有りそうである。(2019/09/19)

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