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雲南省博物館に牛と金の将の他、兵と金の将も有る(長さん)

webにも乗っているし、成書にも散見される
が容器の上部に、牛に囲まれた、金貼りの金将
の像の青銅造形物が雲南博物館に展示されてい
ることが、よく知られている。本ブログで、
猛牛、猛虎、金将の立体駒の像のモデルと見て
いる、昆明市郊外の、テンの時代と言われる、
出土品である。なお虎は、定番の構図で、容器
の取っ手を形成しており、頂上の牛の群を狙っ
て抜き足で容器をよじ登っている姿が、造形品
では表現されている。ちなみに猛や孟は、雲南
の、昔の豪族の苗字の一字と聞いている。
 更に最近だがweb上で、中国のツアー会社
が運営している、旅行者の投稿サイトだと思わ
れるが、”m.weibo.cn”という
url.サイトに、雲南博物館の多数の展示品
の紹介があるのに気がついた。今回話題にする
展示品は、時代がテンかどうかは、私には良く
判らないが、牛の群の代わりに、

棒を持って戦っているように見える、群集に
囲まれて、金の将軍像と見られる者が、表現

されている、たぶん同じような所の、出土品で
ある。

こちらの方が、日本の将棋に存在する金将を
含んで、将棋盤上の戦いを、立体駒化したよう
に見える

ようだ。以下は、武器の部分を拡大したもので
ある。

戦っている金将.gif

 上で左上と右下に居る”兵”に見える人物の、
少なくとも右下の方は、棒状の武器を持って
いて、左上の人物と争っているように、私には
見える。左側の馬に乗った半分だけ見える人物
は、元々は金色のようであり、金箔等で、被覆
されているように、同じく私には見える。群集
と牛を交換すると、より写真をよく見かける、
”牛に囲まれた金の将の像のついた容器”に、
なるように思う。
 そして、今問題にしているこの造形物は、

ほとんど日本の将棋の表現そのもの、

なのではないのだろうかと、私は疑う。
 なお、このほかこの、旅行者投稿サイトとみ
られる、雲南博物館の記念写真の中には、
”金カ”のついた黄金のベルト、銀製の上半身
飾り(女性用とされている)、明の時代のもの
とされる、宝玉を散りばめた王冠といった、
王侯貴族の物とイメージされる、

まさに”黄金の国”の展示品の写真

が載っている。
 少なくとも、今回問題にした出土品の姿から、
金将という駒が含まれる、”インド発第1波と、
タイ発第2波の到来によって発生”した、
2人制チャトランガゲームの類に、思考上で到
達する事は、

出来て当たり前

のように私には思えるのだが、どうであろうか。
(2019/10/04)

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