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将棋進化はCP情報地理学モデルで研究すべきか(長さん)

旦代晃一氏は、2002年の時点で、”日本
文化としての将棋”(三元社)の中で、
”将棋の進化の研究は、計算機で情報の進化
と移動をモデル化して研究する、情報地理学
ですべき”との旨を主張している。今回は、
その当否についてを論題とする。回答をまず
書く。

計算機は、使わなくても良い

と私は思う。では、説明を開始する。私は、
将棋の進化の研究は、情報の進化と移動を、
モデル化して研究する、情報地理学ですべき
だと思う。ただし、

人間が、手計算でできる程度の複雑さなので、
これしきでは、コンピュータの出番は無い

と考える。”旦代の難点”が、中将棋類似の
相手陣突入一発成りルールで、持駒ルールの
組合せならば、垂らし歩の手が有効でないか
ら、切り抜けられるのかどうかを、人間の
将棋の棋力で解けるのかどうかというのと、
いっしょに近いと思う。両方かなり複雑だが、
時間をかけて考えれば、

”プロブレムはそれだけ”で、限られている
訳だし、機械などに頼らず、人間が頭で考え
れば良い程度の、計算量なのではないのか。

そもそも、このケースは、それ自身難が有っ
ても、他の科学技術分野の名声があるので、

①イスラムシャトランジは流行ってしまう

という効果。囲碁が盛んで、ゲームの出来
のよさの

②目が肥えていると、特定の将棋ゲームの侵
入が遅れる

効果が有る。と言ったように、計算に必要な

要因の抽出の能力が、決め手

である。だから、”それを教えてもらって、
始めて、煩雑な計算をする威力の秀でた

コンピュータの特性”が、元々生かしにくい
領域

なのではなかろうか。
 抽出が出来ても、確かに計算は、単純では
ないとは、私にも納得できるのだが。
 あの複雑怪奇な月の運動を、数十年掛けて、

手作業で解いた実績が、人間には有る事を忘
れるべきでは無い

ように、私は考える。
 確かに月の運動を解くのは、今ではコンピュー
タを使えば瞬時なのかもしれない。しかし、
地球の月の問題は一つだけだ。なので、作業
は、一つの月の運動についてだけだったのだ。

このように、課題が少ないのなら”多少複雑
な”という程度であるのならば、人間が少し
時間を掛けて、手計算すればそれで良い

のではないのだろうか。
 だから、旦代氏より、”計算機”としての
コンピュータとの付き合いが、たぶん長い私
は、ソフトに人間が負けて、困っている日本
将棋連盟の

話等を聞くと”何でも計算はコンピュータに、
やらせれば、それで良い”とは、同じ人間の
倫理観としては、ちょっと思考出来にくい

所があると感じるのである。(2019/11/12)

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