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高知城横の下屋敷跡で2006年幕末将棋盤発掘(長さん)

山形県天童市将棋資料館作成の、天童の将棋駒
と全国出土駒の発行後なため、余り知られて居
ないが、東京の溜池山王遺跡以外にも、江戸時
代の将棋盤は出土しているようだ。一例として、
かなり前だが、西暦2005年頃に、高知県
高知市の高知城横の、地方裁判所の敷地を発掘
したところ、江戸時代末期に使われた、日本
将棋の盤が出土したらしい。(発掘された日本
列島、2006、文化庁)。
 紹介文書の写真によると、

高価なものではなく、実用の為のものであり、
聖目は無く、3~5段目で二つに割れたものの
片方の出土

である。なお、同書によると、裏に贈答先と、
作成者の名前があるらしい。場所は、高知城の
城主の親類の屋敷とされ、幕末であって、古く
は無いという。なお、発掘された日本列島20
06、60ページに共出土品の写真と説明も有
り、羽子板や焼き塩を入れる瓶等は、同時代の
ものらしい。いっしょに出土したものの中に、
”コマ”が有るとも本文中に記載されているが、
将棋駒か回すコマの事が、私には良く判らない。
”コマ”の写真は、前記成書には載って居ない。
 将棋盤といっても、極薄手のもので、大名の
姫様の輿入れの、三面の分厚い高級将棋盤のイ
メージでは全く無い。
 裏に作者の名前を書くほどのものとは、余り
見えないが、その点が謎であろう。この将棋用
物品は、高知県の埋蔵文化財センターで、保管
されたらしい。(2020/01/15)

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