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ボックラーミンクは某ゲームの駒初期配置を推定(長さん)

欧州の遊戯史の研究家とみられ、インドの
古チャトランガ史料の発掘と、チェス起源史
で名を良く聞く表題の、アンドレアス=
ボックラーミンクが、サンスクリットの、
西暦1129年頃成立の古インド文献、
「マナソラーサ」をドイツ語に訳した際に、
何かのゲームの駒の初期配置を4通り推定し
たのかもしれないという話が西暦2006年、
法政大学出版局の、増川宏一著、ものと人間
の文化史134”遊戯その歴史と研究の歩み”
に載っている。

”4通りの開始時の駒の配置”を推定した
ゲームが、チャトランガなのか、
バックギャモンなのか、よく判らない。

問題の箇所の原文は、次の表現である。

「マナソラーサ」をドイツ語に全訳し、
11世紀前半のインドの駒の動きや当時の
インドのバクギャモンを紹介した。開始時
の駒の配置は4通りあって、うちの一つは
現行と同じであったと指摘している。

バックギャモンでは”駒の動き”は、
サイコロの目だけ進むだけなので、

”駒の動き(等を)紹介した・・駒の配置は”
は、主語がインド二人制チャトランガの初期
配置のようでもあるし、原始バックギャモン
の駒の初期配置のようでもある。

アンドレアス=ボックラーミンクが紹介した
場所もよく判らないが、とにかく以降、

二人制チャトランガの初期配列に4種類有る
と言っているのかもしれないので注意が必要

だろう。紹介した著作は、今度は遊戯全般な
ので、話題がまぜこぜになって、こんな表現
になるのである。”異制”庭訓往来の一件は、
この著書のお陰で、無事に解決したようだが。
新たな問題が生じたようだ。なお、
アンドレアス=ボックラーミンクのこの話は、

恐らくだが、だいたい今から25年前の、
西暦1995年前後の話

だと考えられる。(2020/02/06)

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