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大阪商大谷岡一郎著囲碁十九路盤の起源に元嘉暦(長さん)

奈良県立橿原考古学研究所の清水康二氏の
明治大学大学院文学研究科の学位請求論文
(2016年度)”東アジア盤上遊戯史研究”
の囲碁の所で引用されていた、大阪商業大学
の谷岡一郎氏の成書”囲碁十九路盤の起源”
に、”日本への囲碁の伝来と、(百済経由で
知られる)古暦の元嘉暦との間に、密接な
関係が有る。”との旨が、web上の

別のサイトのところで、紹介されている

事がさいきん、私にも判った。
 記載箇所はweb上で、谷岡一郎氏著の”
囲碁十九路盤の起源 創生と伝播に関する
「統合〈元嘉暦〉仮説」” (大阪商業大学
アミューズメント研究叢書)(2013)
を書籍として宣伝しているサイトである。
本ブログの管理人の手元に、現物成書は今の
所無い。本ブログでは中国名が麒徳暦である

儀凰暦の定朔が、日本に、より前に伝来した
囲碁熱を、いわゆる今に残る”お月見の習慣”
と同時に、いっきに押し上げる原因となった
と、今の所想定

している。
が、先行研究として、谷岡一郎氏の成書

”囲碁十九路盤の起源 創生と伝播に関する
「統合〈元嘉暦〉仮説」”を挙げなかったの
は遺憾

であった。宣伝文句だけから見ても、

中国暦法の伝来と、囲碁の伝播とが密接に関
連ありとの説が、本ブログの指摘よりも数年
以上前から有った事は明らか

だ。なお、清水氏の論文には、日本への囲碁
の伝来元国と、ゲーム内容に関して、
谷岡一郎氏の成書を何回か引いている。が、
日本の囲碁の状況に関連した副題”創生と伝
播に関する「統合〈元嘉暦〉仮説」”の紹介、
および元嘉暦等への言及が、清水氏の冒頭紹
介した論文には特に無かった。
ではあるにしても、

清水論文で引用している、谷岡一郎氏の文献
自体を、マークしなかったのは、私のうかつ

であった。なお、上記のweb上の成書の宣
伝紹介では詳しく書いていないが、谷岡一郎
氏の17路→19路転換経過説については、
清水氏が冒頭論文内で、要約して述べている。
 清水氏の冒頭論文では、”転換の原因は謎、
谷岡一郎氏は『改悪』と判断”となっている。
清水氏の”谷岡一郎氏説”説明、成書”囲碁
十九路盤の起源”のweb上宣伝解説を総合
して判断すると、

”こぐま座アルファー星の赤緯変化が、囲碁
の路数の、縦横2路増加の原因”説というは、
たぶんだが、本ブログが最初

だと、今の所はみられるようである。
(2020/03/20)

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