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京都市二条城跡から安土桃山時代の角行木簡(長さん)

京都市からの将棋駒関連遺物の出土例は多い。
特徴として、

未公表のものが有る

という点が、少なくとも本ブログ内では過去指摘
されている。今回の件は、織田信長が上洛した時
代の成立とされる、1993年前後に発掘された、
二条城跡の成り不明角行木簡(木札)の件である。
pdfファイルとして、だいぶん前からweb上
に有ったようだが、私が単に気がつかなかっただ
けのものらしい。ファイル名は以下の通りで、
検索でhitさせて、ダウンロードさせると得ら
れる。
kyoutofu-J50.pdf
京都埋蔵文化財情報 第50号、平安京跡・
旧二条城跡の発掘調査、執筆者森島康雄氏とある。
発行者は京都府埋蔵文化財調査研究センターで、
発行年は西暦1993年12月のようである。
そこの第5ページの二条城の発掘に関する記事に、
問題の木簡または木片または木札のスケッチが載っ
ている。”角行”または”角衛”である。裏には、
恐らく書いてあっても、無関係な字であろう。
 汚れがあるようだが、角行のようである。ただ
し五角形の駒形にはなっていないし、用途は不明。
なお戦国時代末から安土桃山時代初であるから、
この時代に日本将棋に、角行駒は含まれていたと
みられる。
 京都市市内からまた一つ、重要な将棋遺物が
見つかった。(2020/05/01)

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