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三人日本将棋。他2者駒取応手2手指法の効果(長さん)

以前に述べたが、日本将棋を3人将棋化して、
121升目60枚制で指すと、2人掛りで駒
取りを掛けられたときに、一方しか一度には
受けられない。ので、このゲームは攻撃力が
過多で、出来が悪いとの結論だった。
 では、連続して相手2者から自陣の駒取り
を掛けられたときに、特別に2手指しが出来
るルールにしてはどうかと、当然考えられた。
今回は以前に紹介した、日本将棋の三人将棋
を再度、今述べたルールで指してみたので、
結果を述べる。結論としては、

やや良くなるが、まだ攻撃力が少し強すぎ

のようだとの、結論になった。
 今回は、

中手に四間飛車戦法を取らせ、最初に2人掛
りで後手を攻めるという方法で、後手が2手
指しして、シノゲるかどうかをチェックした。
 結論から述べると、

陣の崩壊は多少遅れるが、他2者から攻めら
れると、3人将棋では、守り方が不利な事に
は変わりが無い

ようであった。なおこの中手の振り飛車作戦
は、三人将棋では当りだったようだ。後手が
投了した後、先手対中手の対局が続いたが、
先手から中手陣はせめにくいため、中手は先
手から、最後には詰めろを掛けられながらで
あったが、先手の金矢倉を崩して、結局は勝
利する結果となった。
 戦前試みられた国際三人将棋では、”同盟
ルール”があり、今回のようなケースでは、
守り方の玉が、奔王のような動きに変わると
いうルールになっていたと聞く。日本将棋の
ケースは、三人化したときに、守駒の欠乏感
がそもそもあり、持駒に出来ない太子成り酔
象でも再度加え、一乗谷朝倉小将棋または、
朝倉将棋、朝倉象棋化するのも、手なのかも
しれないと、個人的には考えている。
 なお以前のルール説明で言い忘れたが、他
の2人にだけ接続する4つの筋の、5段目の
駒は、五角形駒の向きで言って

左右が両方ともに、前になり後退が定義され
ない点に注意が要る

ようだ。なお五角駒向き上下が横方向になる。
 だから、歩兵はこの5段目升目では仲人の
動きをし、香車は反車の動き、桂馬は、
大局将棋の天馬、銀将は猛豹、金将は熊目や
前牛や毒狼の動きになる。その他の段では、
その相手の陣から退く方向が、このゲームで
は後退と定義できると考えると、問題は無さ
そうだ。(2020/05/05)

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