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新潟県柏崎市剣野沢遺跡より13世紀頃の金将出土(長さん)

西暦2014年に新潟県埋蔵文化財調査事業団等
より発掘報告書が出ているが、新潟県柏崎市の
剣野にある、剣野沢遺跡で、西暦2008年頃に、
不成金将駒が1枚発掘されているとの事である。

柏崎剣野沢金将.gif

pdfファイルで公開されており、ファイル名は
”23089_1_剣野沢遺跡.pdf”の174ページに
写真があるようである。
上の写真でははっきりしないが”裏は無地の金将
の墨がある”との事であり、発掘者は小将棋駒
だろうと考えているようだ。言うまでもないが、

14世紀以降の中将棋駒で無いとしても、13世
紀の大将棋の駒である事までは否定できない。

今の所それ以上の、遺物からの手がかりは無いよ
うだ。形は写真のように割れているが寸胴型で、
むしろ後ろの方が、わずかに細い感じもする。よっ
て12世紀の平泉の金将駒にも、輪郭が似ている
ように、私には見える。
 なお14世紀中の南北朝時代には、柏崎市付近
は越後上杉氏に支配されていた領域だと言う事が、
判っているとの事である。なので、
鎌倉府の管領である、山之内上杉氏からみの所で
も、将棋駒が出土する事があるという例を示す、

貴重な遺物

であると考えられる。(2020/05/21)

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