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フィリピンの近世チェスの実体(長さん)

本ブログではチェス系のゲーム史でこれまで取り
上げなかった国として、表題のフィリピンがある。
古くは、マレー人が移り住み、有力な国家が出来
る以前に、日本の近世の時代にスペインに占領さ
れた。
 その後前世紀の直前にアメリカ領となり第二次
大戦まで、そのままアメリカ領だったと聞く。
 従って、隣接国家と違い、この国には最初から
西洋チェスが指されたと、断定できるようである。
 ただし、岡野伸氏のコレクションによると、
以下の写真のように、他はイギリス等、欧州風の
チェス駒が、高級品としてはフィリピンで使用さ
れている。が、

ナイトだけ、馬ではなくて、牛に見える駒

のようである。

フィリピンチェスナイト.gif

フィリピンのナイトが、たとえば”水牛”と呼ば
れていないかどうかについて、私には良く判って
いない。
 マレーシアのイスラムシャトランジ型の古チャ
トルが、マレーシアやインドネシア象棋のように、
近世のスペインの占領の影響でこの国では、多少
早めに西洋チェスに、置き換わったのであろう。
(2020/06/02)

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