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実数動可能な排除域7割日本将棋に交点置き忘却ルール(長さん)

過去何回か、日本将棋で走り駒と歩み駒の動きの
升目数が、正の整数ではなくて、正の実数の将棋
について、本ブログでは考察して来た。
 今回は、排除領域が0.7の実数動き日本将棋
では、0.5端数動きで、交点置き駒(主に角行)
が発生した場合、経緯について、連続駒交換が
終了して、交換以外の手が指された時点で、忘却
して、交点ピタリ置きとみなすというルールが、
必要であるという議論をする。
 なお、連続取りでは、角行動き駒の場合、
交点着状態で座標のXとYには、0.5という
端数に加えて、
±|0.5-√0.7^2/2|(=±0.005025)
の端数が付くと見られる。
 では議論を開始する。
 今回は、走りや1歩までの歩みの場合、駒の取
り合いで、相手駒の排除表面域で、自駒は停止
するルールを採用する。また初期配列は、
日本将棋と同じく各駒共に、ぴったり升目中央
置きとする。
 この状況で対局すると、概ね日本将棋の着手を
したとき、相手駒斜め取りで、升目の交点、つま
りX、Y座標共に0.5の端数が付く位置から、
X座標やY座標が±|0.5-√0.7^2/2|

(=±0.005025升)だけ、取った駒に寄っ
た所で、自駒が停止する状態になる。

 これには、

ぴたりと交点置きに0.5歩端数を付けて移動し
たときと、盤面見ても、駒の位置に差が見えない

という問題がある。
駒の取り合いをしている最中なら、プレーヤーは
覚えているから、位置を正確に知っているのかも
知れないが、局面が進んで後で確認するのは、

めんどう

だ。特に問題が起こるのは、

間を通常のように斜め走駒がすり抜けられるのか

という点だ。これは、排除域の半径を0.7とし
たため、斜め走りのときに、中央置き駒同士の
間の0.00710678升目という”隘路”を、
斜め走り駒は元々、すり抜ける事になっていると
いう状況から来る。
 ちなみに、排除域0.7ルールは、こうすると
最密充填が、盤に引かれた升目の中央と交点で駒
が並んで起こる形に概ねなるので、この値0.7
にするのが便利である。だから私見だが、別の数
値にはかなり、しにくいのではないかと予想して
いる。
 以上の事から、連続して駒の取り合いが、問題
の交点駒を巡って起こっている局面が終結したら、

±|0.5-√0.7^2/2|(=±0.005025)
という端数が、X、Y座標のどちらにどう付いて
いたのか、人間同士の対局では忘れて良く、0と
見なすルールにするのが便利

なように、私には思える。
 なお、水平に駒を取り合う場合には、升目
中央から上下左右のどちらかに0.3歩ズレた駒
が生じるが、それはいかにも、取り合いで発生し
たのが、このような初期配列の将棋では後でも明
らかだ。だから、今述べた”忘却ルール”は、
適用しなくて良いように思える。なお再接近距離
0.700の場合は、衝突するとして、今の所
は問題が無いように私は思う。
 この将棋では、特に終盤、駒を取り合っている
うちに、関連する駒の座標が、複雑に変化する
懸念が有るが。少なくとも今述べたかなり出来や
すい問題を押さえておけば、現実にゲームとして
する事が、出来るのかどうかに関して、可能性は、
思ったほど低くはないのではないかと、私は予想
している。(2020/07/08)

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