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実数普通唱導集大将棋1.5五・五角の対処法(長さん)

以下、普通唱導集本ブログ2017年型の
実数動き型2020年7月新規ゲームの、
ゲーム性能をチェックする話題である。
駒動きを実数化した普通唱導集大将棋の、
1.5五・五角戦法への対処法とでも言う
べき対応策について、以下考察する。
 以前に、普通唱導集大将棋では、中将棋
の実数動き化将棋と同様、普通の整数動き
の普通唱導集大将棋と大差が無いのではない
かとの予想を述べた。
 ここでは、その予想に懸念材料が出てき
たので、チェックを試みたという主旨の話題
である。
 結論から述べると、序盤手順の駒の動かし
方にかなりの変化が有る事は確かだが、

戦法、たとえば銅将・鉄将を繰り出してゆく
棒銅作戦の考え方自体に、影響は無い

と考えられるようになった。
 では説明を加える。
大切な点は、走り駒に実数動きが許されると、
普通唱導集大将棋では、以下のような
1.5,五・五角行(相手奔王当り)の手が、
しょっぱなに成立する事である。以下に、
敵味方が、計4枚の角行を、今の考え方で、
動かした例を示す。

普通唱導集1_55_5角.gif

この形では、一見すると、

普通唱導集大将棋では、龍馬の前の歩兵の
更に前の升目、5五、5九、9五、9九
位置に、初期配列で駒が利いていないように
見えるために、歩兵を上げて、陣内に隙間を
作り出す事が困難に見える。そのため全体と
して、

駒を動かせなくなって、局面が固まる懸念
が、いっけんすると有るようにも見える。

 つまり、写真で先手のように、9九歩と
上げると、12.5,5.5の位置の角行で、
取られるのではないかと一見思えるのである。
 しかしながらこのケースは、この9九の位
置には整数型の普通唱導集大将棋とは異なり、

10九位置の先手仲人が利いている

のである。つまり、▲9九歩、でこの歩を
12.5,5.5の位置の△角行で取ろうと
しても△9.5(-),八・五(+)角行と
なってしまい、▲同10九(微動)仲人で、

後手角行は、先手にただちに、只取りされ
てしまうので、角は走れない

のである。だから、▲9九歩は成立し、

陣がその分空けば、先手・後手共に駒組は続
けられる

とみられる。つまり通常の普通唱導集大将棋
のように、

龍王筋の歩兵を単純には前出し出来ないのは
確かだが、先に龍馬前の歩を上げれば良い。

さすれば、戦隊はじわじわ前進できるので、
実数化により、普通唱導集将棋の将棋自体の
進行が妨げられる事は無いと、みられるとい
うわけである。
 恐らく、実数普通唱導集大将棋も、大局的
に見ると、整数普通唱導集大将棋と、さほど
は変わらない将棋に、なるのではなかろうか
と、今の所私は考えている。(2020/07/31)

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