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実数型日本将棋。千日手の規定はどうすべきか(長さん)

以下、歩み駒と走り駒が実数動き、停止点が
排除円円周上である、新作の日本将棋の、
千日手の規定について論じる。論点は今の所、
歩数を

微妙に変えて別の手が指せるという点に集中

する。結論から述べると、

グラフ理論、トポロジーと言った数学を将棋
の世界に導入しなければならなくなる

と見られる。では、論を開始する。
 そもそも、大意無く普通の着手をして、
新作実数日本将棋で千日手になる、パターン
そのものに関して、整数型と大差が有るとは
考えにくい。
 互い取りが排除円の円周で止まるために、
実数型では整数型に比べてむしろ千日手自体
が、出来にくく傾向が有る位であろう。
だから、
形式的には、4度目に同じ手番で同形になっ
たら、連続王手で無ければ引分け
という、

整数型動きの日本将棋のルールを実数型新作
のそれに対しても援用して良い

と見られる。しかしながら、実数型の場合、

心理戦等で、微妙に歩数を変化させて別着手
をするという手が存在する。

その為、実質的に千日手模様であるが、引分
けで終わらす事が出来ないケースが、当然だ
が発生すると予想される。
 しかしながら、たいがいの場合は、わざと
そのように着手している事は、明らかであろ
う。どうしてかと言えば、

駒の働き方その他が、ループの各点で実質同
じになり、座標を少し歪ませたり、駒同士の
相互関係を、グラフ理論で考察する等すれば、
同じ局面とみなせるはず

だからである。従って、このようなケースは、

実質的同じ局面である事を、数学的なトポロ
ジーの議論やグラフ議論で定式化すれば解決

できると、当然だが予想される。そのように、
ルールを再度決め直せば良いのではあるまい
か。
 いっけん、煩雑に見えるが、むしろこうし
た議論がある事自体、

単なる遊びではなくて、数学の学習効果が
有る証拠

である。毛嫌いされるとすれば、ゲーマーが、
それまでの定型世界に埋没しているためだと、
逆に非難されるのではなかろうか。
 従ってこうした、近代的な数学的問題に、
ゲームルールが

絡んでいる事自体が、実数型の従来整数型
日本将棋に対する、より大きな伸び代の証拠

であると、捉えるべきであろう。以上のよう
に私は考えるのである。(2020/08/05)

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