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高知城横の下屋敷跡の幕末将棋盤は2001年発掘(長さん)

文化庁発行の発掘された日本列島、2006
に、表題の高知城下屋敷跡で発掘された
日本将棋の将棋盤が紹介されているという話
題を以前に本ブログに記事にした。その際、
発掘は2005年頃と述べたが、web上に
発掘報告書が出ており、2001年の発掘
である事が判った。pdfファイル名は、
高知城伝下屋敷跡 高知地家簡裁庁舎敷地埋蔵文化財発掘調査報告書.pdf
である。
このpdfをダウンロードした元urlは、
以下の通りである。まず以下のurl.で、
高知県埋蔵文化財センターへ入る。
https://www.kochi-maibun.jp/
ついで、”刊行物”に入り、
”高知城”と入力すると、
”埋蔵文化財発掘調査報告書の方”に、表題
の2002年発行の、発掘報告書が出てくる。
 この報告書にも、将棋盤の写真が末備から
10ページ前後前に載っていて、裏の墨書に
よれば、

賀代代永という人物の作

との事であるらしい。所有者名は、はっきり
としないように報告されている。裏には、

□三岡田□□□様賀代代永

等と書かれていると、発掘者よって読まれた
との事である。

高知城下屋敷跡将棋盤.gif

なおこの写真とは別にスケッチが、66ペー
ジに載っている。が、”岡田”は地名ではな
くて、

所有者が岡田氏

のように私には見える。
 なお盤の厚みは1.8cm程度との事だ。
 また前に問題にした、共出土した”コマ”
とは、遊戯用の回すコマである。スケッチに
は3個程度、コマっぽいのがあるが、本文に
は1個だけのように書いてある。
 将棋盤やコマの成立年代は、出土地層から
の判定で、近世末期から近代草創期との旨の
ようである。(2020/08/31)

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