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甲府城下町遺跡角行。柳町一丁目と日向町は別(長さん)

以前に述べたが、甲府城下町遺跡では、中将棋と
疑われる駒3枚が、柳町一丁目遺跡より出土して
いる。が、紛らわしいが、

角行が日向町遺跡第二地点井戸にも記録

がある。結論を述べると、

たぶん裏龍馬角行は別地点1枚づつである。

では、報告を開始する。
奈良文化財研究所の発掘報告書のデータベースの
全国遺跡報告総覧の中に、今回報告する日向町第
二地点又は、日向町遺跡第二地点の報告書も存在
する。
pdfファイル名は、以下の通り。
7292_1_甲府城下町遺跡日向町遺跡第2地点.pdf
そこの107ページのPL-59”木製品”の
写真の中に、

オモテ面だけであるが、日向町遺跡第二地点の方
の角行駒が載っている。

向きが、前に紹介した、山梨県埋蔵文化財センター
のパンフレットと少し違うが、行の字の最後の画
の出だしの左曲がりが、確かにこの発掘報告書の
写真にも有る。

パンフレットには柳町中将棋駒とは別の角行駒を、
たまたま使っていたのだ。

なおこちら日向町の角行は、幕末から明治時代
草創期頃の遺物のようである。通常の日本将棋の
駒である可能性が、極めて高そうだ。
 危うく、甲府の出土駒を一つ落す所であった。
最後に言い訳を蛇足ですると、山梨県では将棋頭
という遺跡が著名で、検索で山梨県がhitする
と、私には読み飛ばし癖があった。山梨県でも、
甲府の発掘報告書ケースには、気をつけるべきだっ
たと、今回深く反省させられた。(2020/10/17)

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