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藤原道長は”将棋”を知っていたかもしれない(長さん)

うっかり読み落としていて、ss-blogの、
middrinn氏の”けふもよむべしあすもよむべし”
https://yomubeshi-yomubeshi.blog.ss-blog.jp/index/2
の西暦2020年10月18日付け記事、
”201018読んだ本”で気がついたのだが。
本ブログで、伝来将棋と混載されていたのでは
ないかと疑っている、藤原道長の孔雀が卵を産
んだときに、”孔雀は雄が居なくても有精卵を
産む”と言いたいらしい記事を1015年4月
10日の日記(御堂関白記)に書いた藤原道長
自身は、その知識を、太平御覧の元文献である、
修文殿御覧の孔雀部で調べたと、同日日記に書
いている、ないしそれが判るようだ。
倉本一宏”藤原道長「御堂関白記」”(下)
(講談社)。
ところで、ものと人間の文化史 将棋Ⅰ、
増川宏一氏(1977・法政大学出版局)の
88ページで私は知っているだけだが、

中国北宋代の百科辞典である太平御覧には、
象棋の項目がある

と言う事らしい。という事は、藤原道長は、
日本に有った修文殿御覧を見ているわけだから、
将棋・象棋という単語は、知っていた事になっ
てしまう。
 修文殿御覧や太平御覧の時代には、中国シャ
ンチーが成立していないが定説なので、

これはいったい、どうなっているのか。

太平御覧に、幻の北宋将棋の説明が有るという
ケースだけでも、かなり奇怪な話である。なの
で今後、増川宏一氏の将棋Ⅰの、この箇所の真
偽や、太平御覧の情報を良くチェックしてみる
必要が有りそうだ。
 ともあれ”けふもよむべしあすもよむべし”
には、今回かなり助けられた。2020年10
月20日まで、私の自宅近くの御堂関白記の置
いてある図書館が確か休館なので、そのあとで
御堂関白記から、先ず確認したい。(2020/10/20)

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