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福島県会津若松市鶴沼遺跡から王将?墨書土器(長さん)

 以下は墨書きの内容が断片的であり、実際
には何んと書いてあるか、曖昧である。成立
年代は、

9世紀であり木製品ではなくて陶器製の遺物

である。
 発掘されたのは、西暦2013年前後であ
り場所は会津若松市。磐越西線で郡山駅から
会津若松駅に到着する少し手前、会津大学の
校舎の西の、福島県会津若松市高野町
(こうやまち)中沼字鶴沼の鶴沼C遺跡の中
でとの事である。
 遺物が記載された文献が、例によって
奈良文化財研究所の発掘報告書データベース
の”全国遺跡報告総覧”の以下のpdfファ
イル中に、収録されている。

23462_1_会津縦貫北道路遺跡発掘調査報告15.pdf

 報告書は、福島県教育委員会等が発行。
web上での確認は容易。
 また上記発掘報告書の編集者は、
財団法人の福島県文化振興財団遺跡調査部と
なっている。なお、以下図のスケッチは、元々
の上記発掘報告書の74ページのスケッチを、

更に私が模写したものであり、正確ではない。

北会津縦貫道路.gif

写真は多分無いと思うが、元々の発掘報告書
のスケッチについては、前記文献で確認され
たい。

2文字目が余りに断片的だが、将の右上隅の
ようでもある。

 なおこの遺跡からは、同じく平安時代初期
の墨書土器等、文字資料が多数出土しており、
官営跡ではないかと、疑われているように、
報告書から読めると見ている。当然の事だが、

万が一将棋駒の字だとするとほぼ最古になる。

他に”馬”と書かれた、本当に馬用と疑われ
る器が、2~3点出土している。

遊戯が行われた形跡は、遺跡の他の遺物から
は特に無い。

よって将棋駒の遺物の可能性は低いと、私は
個人的に見る。が、一応注意はしておきたい。
(2020/11/14)

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