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東京都北区赤羽上ノ台遺跡で泰山墨書土器(長さん)

今回は東京都北区赤羽の坂上、(東京都)
北区赤羽上ノ台遺跡で、紀元前1世紀頃の、
弥生甕型土器に、漢字で「奉山」と書いて
あるように見える遺物が、出土していると
の旨の、紹介である。
 遺物の写真がweb上に公開されていて、
発掘報告書に載っている。発掘報告書が、
奈良文化財研究所発掘報告書データベース、
全国遺跡報告総覧に登録公開されている。
 pdfファイル名は以下の通りである。
139895_2_道合遺跡赤羽上ノ台遺跡.pdf
 発掘報告書の名称は、以下の通りである。
東京都埋蔵文化財センター調査報告第381集/
道合遺跡・赤羽上ノ台遺跡、2024.3、
東京都埋蔵文化財センター。
 なお、今回紹介する遺物は後者、赤羽
上ノ台遺跡の弥生期住居跡で出土している。
 発掘報告書第3pdf末尾抄録により、
遺跡の場所は東京都北区赤羽台1丁目。
 遺物が出土したのは、西暦2020年~
2023年の間のようである。
 遺物の成立年代は、発掘報告書第435
ページ付近の記載により、赤羽上ノ台遺跡
の第8号住居跡で出土し、住居は弥生時代
中期後半、紀元前1世紀頃成立で、物品も
弥生時代中期後半の物品と、見られている
ように読み取れる。
 遺物の写真は、発掘報告書の写真図版第
334の集合写真の上段左から2番目と、
その下のコマの、第8号住居跡出土土器の、
第2段目右に在り、後者のコマに、第8号
住居跡の第3番との旨、ナンバリングされ
ている。やや小型の甕型の土器のように私
には見える。以下は模様が、やや見易い向
きに撮影された、集合写真の方である。

赤羽上ノ台泰山.gif
 
 上図のように、左側に寄って縦に、第2
字目の「山」の字の縦棒が、少し折れ曲がっ
ているという点に、不思議さは有るものの、
漢字で「奉山」のようにも見える、煤模様
が有るように、私見する。
 九州北および関西大阪付近から渡来人が、
紀元前1世紀頃、東京都の当時の海岸にも
船舶にてやってきて、内陸部へ入り山間部
で鉱脈捜索や製鉄を行う予定で、その成功
を祈願し、祭祀用に本品を作成した疑いも
有るのではないかと、私は考えている。
(2024/07/04)

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